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発達栄養学62 不溶性食物繊維も水溶性食物繊維も不足しているのか
発達障害では自律神経の調整が乱れやすいことが指摘されていて、その影響が便通に出やすくなっています。そこで食事によって便通を改善する方法として、食物繊維の摂取がすすめられています。食物繊維には種類があって、どれを多く食べるかによって腸の状態が変わってきます。食物繊維は、以前には消化も吸収もされないために役に立たないカスのような扱いをされてきましたが、さまざまな健康効果がわかり、糖質、脂質、たんぱく質
ファスティングのときに摂るべき栄養成分
ファスティングを実施しているときに生命維持と活動のためのエネルギーが不足しないのは身体に蓄積されたエネルギー源が充分にあるからです。健康体であれば体内に蓄積されたグリコーゲンからブドウ糖を作り、体脂肪から脂肪酸を作ってエネルギー源は確保することができます。グリコーゲンの貯蔵量は肝臓で100gほど、筋肉(骨格筋)には平均して300gほどとなっているので、3日ほど食べなくても健康面で影響を受けずに過ご
記念日2月9日〜15日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 2月9日 木曽路が、ふ(2)ぐ(9)の語呂合わせで「木曽路ふぐの日」と制定。木曽路が、に(2)く(9)の語呂合わせで「木曽路肉の日」と制定。能登半島・輪島わのしま食楽部が、ふ(2)ぐ(9)の語呂合わせで「輪島ふぐの日」と制定。日本アクセスが大福の福から、ふ(2)く(9)の語呂合わせで「大福の日」と制定。東京一番フーズ(とらふぐ亭)が、ふ(2)く(9)の
学習障害61 異音異議語は面白い21
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“く”から始まる異音異義語の第2回と、“け”から始まる異音異義語の第1回です。 黒子「くろこ」芝居で役者の後見役。「ほくろ」皮膚に点在する黒色または暗褐色の小斑で母斑の一種。 下々「げげ」しもじも、身分の低い者ども。下等の中の下等、甚だしく劣っていること。藁草履。「しもじも」身分の低い者ども、一般の庶民。 下座「げざ」座を下りて平
ソーシャルディスタンスとフィジカルディスタンスの根本的な違い
新型コロナウイルス感染拡大を抑制するためには、マスク、手洗い、ソーシャルディスタンスが重要だとされ、店舗や公共施設などでは手洗いではなくて、消毒となります。ソーシャルディスタンスは3密の最も重要な対策であるとして、ソーシャルディスタンスは最初は2m以上が提唱されましたが、2mも離れるようにしたら客席数を半分にしただけでは対応できなくなることから、いつの間にか1mと言われることが多くなりました。そし
発達栄養学61 日本人はインスリンが不足しやすい体質
ブドウ糖が含まれる糖質を多く摂ると膵臓からブドウ糖を全身の細胞に取り込ませる作用があるホルモンのインスリンが分泌されます。ブドウ糖を多く摂りすぎると膵臓はインスリンを出し続けることになるために、膵臓に負担がかかります。ブドウ糖を細胞に取り込むことは生命維持のために重要な働きであるために、ブドウ糖が多い状態であると膵臓は働き続けます。 この状態が続くと膵臓に大きな負担がかかり、急に膵臓の働きが低下
ファスティングには補酵素が必要だ
全身の細胞の中で生化学反応を起こす酵素を正常に働かせるためには、多くの場合、補酵素が必要となります。酵素の多くは酵素だけで機能しているわけではなく、その働きを補う有機化合物が必要となります。そのことから補酵素と呼ばれています。多くの補酵素はビタミンを材料にして体内で作られていて、中でも水溶性ビタミンのナイアシン、ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂は重要な働きをしています。これ
自粛をしないで感染した人への罰則は考えていないのか
新型コロナウイルス感染拡大を収束させることを目的にして、“国民の緩み”を抑え込むように、緊急事態宣言に従わない飲食店に対する罰則規定の導入が検討されています。20時以降も閉店しないで営業を続けている飲食店に対する処置だということですが、これをきっかけとして外出自粛をしない人に対しても罰則が科されるのではないかという不安も広がっています。 緊急事態宣言が発令された地域住民は、20時以降の外出の自粛
学習障害60 異音異議語は面白い20
同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“く”から始まる異音異義語の第1回です。 工数「くかず」工手間の数、細工の手数。「こうすう」ひとつのものを作り上げるための工程の数。 区々「くく」まちまちであること、別々なこと。小さくてつまらぬさま。「まちまち」それぞれ異なること。 口答「くちごたえ」目上の者にさからって言葉を返すこと。「こうとう」口で答えること。 口付「くちつ
発達栄養学60 脳の成長に悪影響を与えるペットボトル症候群
脳のエネルギー源はブドウ糖だけです。三大エネルギー源の糖質(ブドウ糖)、脂質(脂肪酸)、たんぱく質(アミノ酸)は、すべての細胞のエネルギー源になるとされていますが、脳細胞だけは別で、脂肪酸もアミノ酸も血管から脳細胞につながる血管脳関門を通過することができません。通過できるのはブドウ糖だけなので、ブドウ糖が脳細胞の唯一のエネルギー源となっているわけです。 ブドウ糖が多く含まれている食品や飲料を摂る