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ファスティングは酵素不足では続かない

ファスティングをするときには、健康維持に必要な栄養成分としてビタミン、ミネラル、代謝促進成分とともに酵素が使われることが多くなっています。酵素は全身の細胞の中で起こっている生化学反応の触媒にあたるタンパク質のことで、酵素がなければ生化学反応に時間がかかり、細胞の働きが非常に遅くなります。細胞の働きは酵素の反応があって初めて正常が保たれています。 全身の細胞には5000種類以上の酵素があると言われ


学習障害59 異音異議語は面白い19

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“き”から始まる異音異義語の第4回です。 清水「きよみず」清い水。京都市東山区五条坂の上、清水寺付近の地。「しみず」わき出る清い水。静岡県中央部の静岡市清水区の一部。 切金「きりかね」金・銀・銅・錫の箔または薄板を線状または三角・四角などに細かく切り貼付して種々の文様を施す技法。「きりがね」民間で金を種々の形に鋳造しておいて所要に応


緊急事態宣言の延長で感染拡大は抑えられるのか

新型コロナウイルス対策の緊急事態宣言が一都十県から栃木県が外れたものの、国のリーダーが言う「1か月後には必ず事態改善」が実現できずに、さらに1か月の延長が決まりました。これで最後なのか、それとも再々延長されるのか、期間については多くの方が疑問を感じているところです。 その理由の一つとされるのは、説得力のない会見を目にして発言が信じられないということです。そのことよりも考えなければならないのは、緊


発達栄養学59 しっかり噛める歯のためには親の禁煙は必須

発達障害では感覚過敏のために食事に影響が出やすくなっています。自閉症スペクトラム障害でも注意欠陥(欠如)・多動性障害でも、安心して食事をすることができにくくなり、これが消化・吸収を低下させることになります。自律神経の副交感神経は胃から消化液を多く分泌させ、腸からの吸収も高まり、蠕動運動も盛んになります。ところが、緊張感が高くなって交感神経の働きが盛んになると消化液は減り、吸収も低下します。そして、


食べる量よりも種類で異なるファスティングの効果

腸内細菌の善玉菌と悪玉菌は、細胞内に栄養源(エサ)を取り入れて、代謝生成物を排出していますが、主に栄養源としているものが異なっています。善玉菌が主に栄養源としているのは糖類、食物繊維です。乳製品に含まれる乳糖も糖類のうちですが、これも栄養源となることから、乳製品(牛乳、ヨーグルトなど)も含まれています。これに対して、悪玉菌が主に栄養源としているのは動物性たんぱく質(特に肉類)と脂肪です。 和食は


学習障害58 異音異議語は面白い18

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“き”から始まる異音異義語の第3回です。 久遠「きゅうえん」時の無窮なこと、永遠。広く大いなること。「くおん」時の無窮なこと、久しく遠いこと。「くどう」北海道の群名。 九重「きゅうじゅう」9枚、9個重なっていること。「ここのえ」九つ重なっていること。門を九重に造る王城。禁中、皇居。皇居のあるところ。 九十九「きゅうじゅうきゅう、く


コロナ禍でも会食を辞められない本音

新型コロナウイルス対策として外出自粛が強く求められている中で、出歩いている人の言い訳の言葉によく登場するのは「偉い人も会食をしているのだから」ということです。偉い人が誰を指して、どの会食を指しているのかは多くの人がわかっているだろうはずですが、飲食をして話をしたいという気持ちは多くの人に共通しているようです。 日本医師会の会長の「緊急事態宣言下においては、全国会議員の夜の会食を人数に関わらず、全


記念日2月2日〜8日

広く健康に関わる記念日について紹介します。 2月2日 九州新進が干し大根を醤油に漬け込んだ鹿児島の特産物のつぼ漬の普及のために、つ(2)ぼ漬(2)けの語呂合わせで「つぼ漬の日」と制定。わかさ生活が唇のケアの啓発として笑顔でニッ(2)ニッ(2)の語呂合わせで「くちびるの日」と制定。全国製麩工業会が「ひ、ふ、み」のふ(2)と麩(2)の語呂合わせで「麩の日」と制定。伊藤忠食品が、じ(2)いじ(2)の語


発達栄養学58 チケット方式で記録すれば食べる量がわかる

100kcal栄養学を身につけるには、100kcal単位の紙を1日に摂取するバランスで摂取エネルギー量と同じ分を並べます。1600kcalなら主食の黄色を8枚で800kcal、主菜の赤色を4枚で400kcal、副菜の緑色を4枚で400kcalとなります。エネルギーバランスの指導をするときには、チケット方式の場合には、朝食で食べた食品を切り取り、昼食で食べた食品も切り取り、残った食品で夕食を食べれば


ファスティングで腸内環境調整

ファスティングによる健康効果で顕著な結果が得られるのは腸内環境の改善です。腸は小腸と大腸に大きく分けられていますが、食事内容によって大きく変化するのは大腸の環境です。その環境を左右する役割を担っているのは腸内細菌です。腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に分類され、健康的な腸内環境では善玉菌20%、悪玉菌10%、日和見菌70%の割合になっています。 善玉菌は栄養源(エサ)を取り込んで、代謝によって