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ウォーキングは右折車に注意

公道を歩くウォーキングでは、信号に係員を立てて安全を確保すること、歩道がないところでは遠くが見通せるところに係員を立てて車道にはみ出さないようにする、というのが大原則です。それに加えて、信号があってもなくても右折車には注意するという項目が加えられています。以前から言われていたことなのですが、右折車が直進車に追突して、直進車が信号待ちをしていた幼稚園児に突っ込むという悲劇があってから、外歩きでは徹底


朝食が体内時計を調整する

1日は24時間ですが、体内時計は24時間15分となっています。24時間は1440分なので、15分は96分の1、割合にすると1%ほどと、わずかな差のように思われがちです。しかし、毎日15分ずつ実際の時間と体内時計がズレていくと、起床しても目覚めにくい、就寝しようとしても寝つきにくいということにもなります。これを調整するためにすすめられているのは朝の光です。朝の光にはブルーライトが含まれていて、自律神


肥満になると歯周病になりやすい

高齢になっても自分の歯を多く残している人は活動量が多く、認知症のリスクも低いとされています。この結果をテーマにしたテレビ番組も増えています。歯を失う原因は齲蝕(うしょく)よりも歯周病のほうが多くなっています。齲蝕というのは虫歯のことです。歯周病は40代では50%を占めていて、高齢者の65歳では60%ほどとなっています。歯周病になると歯を失うだけではなくて、糖尿病や心臓病、脳卒中、骨粗鬆症、免疫低下


子供のヒトケミカルの合成には材料が必要

ヒトケミカルは細胞の中のミトコンドリアというエネルギー産生の小器官で必要な成分です。α‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は三大ヒトケミカルと呼ばれていて、これが不足すると代謝が低下するので体内で合成されています。しかし、そのピークは20歳で、年齢を重ねるほど減少していき、代謝が低下していきます。三大ヒトケミカルの中で私たちが問題としているのはα‐リポ酸です。α‐リポ酸には種類があり、体内


カルシウム不足で認知症リスクが高まる

カルシウム不足は深刻で、厚生労働省の国民健康・栄養調査では男性は50歳代まで、女性は40歳代までは必要量の70%に達していません。60歳代は少しは改善していますが、それでも男性で80%を下回り、女性で85%を下回っています。すべての年代で必要量(100%)に達していないわけですが、以前に厚生労働省の栄養専門部署の担当から「若い女性にカルシウムを多く摂ってもらうためにカルシウムを摂るとダイエットでき


発達障害とスリム型肥満の関係

発達障害の児童に対するケアを考えるとき、メディカルダイエット研究のきっかけになった“スリム型肥満”のことを思い出します。スリム型肥満は少女に多くみられ、見た目はスリムなのですが、体脂肪を測定すると肥満となっています。これは筋肉量が少なくて、体脂肪が多くても華奢な身体で、もちろん体重も軽くなっています。脂肪と筋肉の容量の差は20%、つまり同じ重量だと筋肉1に対して脂肪は0.8の割合となっています。こ


1歩の価値による医療費削減の実際のところ

歩くことによって医療費を削減することは多くの自治体が考えていることです。どれだけの効果があるのかという研究は多くの研究機関で実証試験が行われていて、日本メディカルダイエット支援機構が実施しているウォーキングでは、1歩あたり「0.061円」を採用しています。これは筑波大学の研究チームが地域での高齢者の健康づくり事業との関わりで求めた結果で、次のような計算式を示して、毎日1000歩を増やした場合の結果


発達障害とは神経発達のズレなのか

発達障害の児童は、運動機能の低下がみられますが、実際に子供たちと接触していると、“障害”というよりも“神経発達のズレ”を感じます。障害というと脳などの異常とか機能障害だと思われがちですが、神経発達がズレていると感じることがあります。落ち着いて勉強をしなければならない学びの時間に教室内をうろついたり、クラスメイトの学習を邪魔するということがみられて、異常な状態を思われることもあります。しかし、普通と


メディカルダイエットの始まりはスリム型肥満対策だった

メディカルダイエットは、生理学に基づいた効果的なダイエット法と認識されています。ある意味では正しいのですが、元々のスタート地点を知ると、本質的なところが見えてくると思います。日本メディカルダイエット支援機構の理事長の栄養学の師匠は、国立病院・療養所の栄養士のトップで、その付き合いの中で国立病院の幼児を対象とした体重コントロールを担当しました。小児肥満の改善は、成長期で体脂肪を効果的につけている年代


お酒で血管は緩んだり締まったりするのか

飲酒は適度な量であれば血圧を低下させると言われています。言われている、というよりも、それは事実で、日本酒換算(15度)で1合の量の飲酒で、いわゆる“ほろ酔い”状態のときには血管の緊張が解かれて、血圧は下がるようになります。この話をセミナーでしたときに、「もっと飲むと血管が締まるのか」という質問がありました。1合の量で下がった血圧は、2合の量までは徐々に上がってきて元の状態になり、それを超えた量にな