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子供は健康食品の対象者なのか

健康食品というと、テレビコマーシャルにしても健康雑誌にしても高齢者が登場する頻度が高いことから高齢者が使うものという印象があります。健康食品は医薬品ではなく、食品に分類されるので年齢制限はありません。健康食品の中には科学的根拠のエビデンスが得られている特定保健用食品(トクホ)、機能性表示食品、栄養機能食品は、試験を実施した対象者が限られていて、その対象者に有効であったというデータに従うなら、それ以


夜バナナダイエットは睡眠にも有効なのか

このコーナーで少し変わった切り口の話を紹介すると、必ずといってよいほどメディア関係者から関連した情報の問い合わせがあります。何もメディア関係者からの問い合わせを期待して掲載しているわけではないのですが、睡眠とアルコールの関係について紹介したら、コーヒーとの関係についての問い合わせが多く来たのですが、その中に夜バナナダイエットと睡眠についてという、あまり想定していなかった問い合わせがありました。睡眠


アルコールは睡眠に有効なのか

医薬品嫌いの人は確かにいます。医薬品には副作用がある、一度飲んだら一生飲み続けなければならない、という理由をあげている人もいます。医薬品が怖いから、医薬品と同じような効果があると期待される健康食品を摂っているという人も増えてきています。健康食品の利用者が増えているのは何も高齢者を対象としたテレビのコマーシャルで派手な内容を繰り返し流しているせいだけではないのです。 ちなみに、医薬品では「飲む」、


糖尿病の人が短命の理由

糖尿病の人は平均寿命が短い理由を知りたいという依頼が、テレビ局のプロデューサーからありました。番組制作会社のディレクターからの依頼なら、すでに放送が決まっていて、そのままアドバイスが放送されることが多いのですが、プロデューサー、それもテレビ局本体のプロデューサーとなると企画段階のことが多いのが通常です。しかし、これは“種まき”としては有効なことなので、積極的に協力をさせてもらっています。 今回の


「コーンスターチ」と「コーン・スターチ」

コーンスターチはビールの副原料として使われています。原材料の表示を見て、麦芽、ホップに続いてコーンスターチと書かれていれば、麦芽とホップの他にコーンスターチが使われていることがわかります。ビール通の人は麦芽とホップ以外が使われたものを「こんなのはビールじゃない」と言うこともあります。ドイツにはビール純粋令というものがあって、大麦の麦芽、ホップ、水、酵母だけを使って醸造したものがビールと認められます


粉茶でポリフェノールを摂ってもよいのか

これまで、このコーナーでも抗酸化の話の中でも繰り返し茶葉と粉茶の違いを紹介して、粉茶の選び方を間違ったら大変、自宅で茶葉を粉茶にするのはやめたほうがいいという話をしてきました。これはメディア関係者には、本来のテーマと違うことで会っても、安全性を絡めて必ず伝えてきたので、そろそろテレビでは違う伝え方がされてもよいはずなのに、よく知っているディレクターが所属しているプロダクションが制作している番組でも


認知症と認知症もどき

“もどき”というのは本物ではない偽物を指す言葉です。がんもどきというと一般には、豆腐に野菜を混ぜて油で揚げたもののことで、雁(がん)の肉に味が似ているところから名付けられたとされています。実際に雁の味に似ているかどうかには異論もあるところですが、もどきには似て非なるものという意味の他に、今では匹敵するものというプラスの意味でも使われるようになっています。 医科学の世界では“もどき”というと別の「


90歳は「そろそろ」ではなく「まだまだ」

男性の平均寿命が80.98歳と81歳に迫り、女性は87.14歳と87歳を超えた今(2016年調査)、男性なら90歳を、女性なら95歳を超えたら随分と長生きだと思われています。しかし、2017年の敬老の日に発表された90歳以上の人口は約206万人にも達しています。そのうち100歳以上は6万7800万人以上となっているので、90歳代は約200万人もいることになります。男性で90歳になった方が「そろそろ


大人のための赤ちゃん用粉ミルク

粉ミルクというと母乳の代わりの赤ちゃんが飲むために開発されたものです。生後6か月以内を対象としたものと、離乳食を食べている6か月以降を対象としたものの2タイプがあります。赤ちゃん用のものだから赤ちゃんが飲むもの、赤ちゃんしか飲んではいけないものというイメージもありますが、随分と前から大人も飲んでいました。牛乳がなかったから粉ミルクで代用しよう、ということではなく、あえて粉ミルクを愛用していた大人が


男女の歩数の開きが大きい都道府県

平成28年国民健康・栄養調査の結果によると、歩行数の全国平均は男性が7779歩、女性が6776歩と男女の開きは1000歩ほどとなっています。女性は家事をする分だけ出歩く時間が減るので、それが歩数の差になっているというのが一般に言われていることです。 日本メディカルダイエット支援機構の理事長が、健康寿命延伸による地方創生に取り組んでいる岡山県の数字を見たところ、男性が8136歩、女性が6042歩と