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平均年齢50歳の地域はモデルとなるのか

2025年は日本の平均年齢は50歳に達しますが、すでに50歳に達している地域は当然あります。都道府県別のデータ(2015年)で、まずは一番平均年齢が高い地域と低い地域を見て見ると、第1位は秋田県の49.30歳、最下位は沖縄県の40.75歳です。わずか10年の間に、国民の平均年齢が最も高い県の平均年齢を超えるという予測です。 沖縄県といえば長寿県として知られていた時期もありますが、これだけ低いのは


国民の平均年齢は世界のトップ

日本人の平均寿命のランキングは男性も女性も世界第2位となり、ともに香港に抜かれていますが、日本の平均年齢は依然と世界第1位となっています。平均寿命が高いのは幸せを示すデータとされているのに対して、平均年齢となると反応は異なります。平均年齢が高いということは、高齢者が多いことを示しています。日本人の平均年齢は2015年には46.3歳でしたが、東京オリンピックが開催される2020年には48.0歳、大阪


2019年に考える“2025年問題”

2025年は団塊の世代が75歳以上の後期高齢者となる年です。団塊の世代は戦後のベビーブーム(1947〜1949年)に誕生した人を指していて、3年間に誕生した人は合計で約806万人にものぼります。2018年は後期高齢者の数が前期高齢者の数を超える年と言われていました。そのタイミングがいつだったのかは2019年には判明しますが、2019年は間違いなく後期高齢者のほうが多い社会となっています。 202


1歩の価値の別の計算結果

1日の歩数を増やすと医療費の削減になるという話をしたときに使用した計算式は、厚生労働省研究班の生活習慣病予防を目的とした試算でした。これによると、1歩で0.00147円の医療費の削減になり、1万歩あたり約14.7円、1週間あたり約102.9円の価値があるといいます。週に7万歩のウォーキングを1年間実施すると、1人あたりの年間医療費の削減効果は「102.9円×52週=5350.8円」となります。1万


「塩分を減らすには一品だけ濃くする」は本当か

ナトリウムは高血圧の大きな原因とされていて、ナトリウムが多い塩を摂ると血圧が上昇することが指摘されています。実際には食塩感受性が高い人しかナトリウムが影響しないのですが、日本人は食塩感受性が高い人が多いことから、食塩によって高血圧になると言われているのです。高血圧の予防や治療にはナトリウムを減らすことが第一ということで、対象者には塩分を減らした料理がすすめられます。しかし、塩分が少ない料理はおいし


人工甘味料は糖尿病に有効なのか

砂糖はブドウ糖が1分子、果糖が1分子で構成されていて、ブドウ糖が最も多い食品となっています。ここでいう食品は通常の食事で食べているもので、加工食品に使われる特殊な糖類は含まれていません。特殊な糖類というのは異性化糖のことで、代表的なものとしてはブドウ糖果糖液糖と果糖ブドウ糖液糖があります。前者はブドウ糖のほうが多いもので、こちらはあまり使われていません。加工食品に多く使われるのは後者のほうで果糖の


日本人の健康は魚食のおかげか

日本人は魚を食べて健康の基本としてきたのに、肉の摂取量が増えて、それが健康度に影響していると言われています。日本人は魚の摂取量が多いものの、徐々に減少して、それに対して肉の摂取量が増えてきて、ついには2007年に肉の摂取量が魚の摂取量を超えました。それ以降は、魚の摂取量は減る一方、肉の摂取量は増える一方です。この数字を見ると、日本人は長い歴史の中で魚を多く食べてきた印象があり、ここまで平均寿命を延


生活習慣病予防のウォーキングのテキスト

ウォーキングの目的は、気分転換や友達との会話、孤独になりたい、よい景色の堪能、地域の子供や高齢者の見守りといったことまで、さまざまあるかと思いますが、究極の目的は健康です。足腰を丈夫にしてロコモティブシンドローム対策、検査数値が高いのを下げて生活習慣病対策、身体を疲れさせてからの安眠、エネルギーを消費しておいしいものを食べたいということもあります。 歩くのは健康づくりによいという書籍は出回りすぎ


最も純粋な水はウォーキングで作られる

人間の身体は水分が多く、その量は全身の60%にも達しています。体重が60kgの人なら36kgが水という計算になります。そんなにも水が多いなら、飲む水を減らせばやせるのではないかと考える人がいるかもしれませんが、これだけの水分量は生きていくために必要なものです。別の言い方をすると、全身の細胞を正常に働かせるためには、これだけ多くの水が必要なので、飲む水の量を減らしても、そう簡単に体内の水分は減らない


今ごろクリスマス・イブの話

クリスマスを過ぎてからクリスマス関連の話をするのは“後の祭り”の感覚もあるのですが、次のクリスマスまで待ってもいられないので、あえてクリスマス・イブの話をすることにします。前回のクリスマスの前には、なぜか各局とも示し合わせたのか(ネタ本があるのか)と思うくらいに、テレビ番組でクリスマス・イブの由来を紹介していました。その多くは「クリスマス・イブはクリスマスの前夜祭ではない」という話題でした。クリス