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発達障害支援には関連団体との連携が必要だ

発達障害支援のためには、これに広く関わる専門家の研究と実践の成果を、支援対象者に的確に届ける必要があり、地域の職能団体との連携が重要になります。これらの団体は法律に基づいた国家資格者の全国規模の団体の傘下として、地域で実践活動に取り組んでいる専門家の集約組織です。全国団体をリスト化しましたが、それぞれ都道府県の傘下団体があります。 医師:公益社団法人日本医師会、歯科医師:公益社団法人日本歯科医師


腸内環境のためのタイプに合わせた入浴法

自宅で便秘を解消できるタイプ別の入浴方法があります。弛緩性便秘と直腸性便秘では、腸の働きを活発にすることが大切なので、自律神経の副交感神経の働きを高めるために、40℃前後のぬるめのお湯が適しています。自律神経は興奮系の交感神経と抑制系の副交感神経に分けられていて、入浴の温度でいうと42℃以上で交感神経の働きが盛んになります。副交感神経の働きが盛んになるのは38〜40℃で、この温度帯のお湯にゆっくり


発達障害対策には子どもの地域包括ケアが必要だ

子どもの発達支援には多くの知識と知恵を伝え、実生活で活かせるようにするシステムの構築が重要であり、その目標に向かって、各地域で広く健康づくりに関わっている医師、保健師、看護師、介護福祉士、薬剤師、管理栄養士、運動指導者などの専門家が集うことが求められています。そして、専門知識の組み合わせによって、地域における包括的な支援が実施できるような環境づくりも強く求められています。 子どものための地域包括


増殖環境を整えるプレバイオティクス

腸内環境を整えるためにプロバイオティクスと同時に注目されているのはプレバイオティクスです。これはプロバイオティクスが働きやすい環境に整える役目をするもので、糖質や乳製品などの善玉菌の栄養源(エサ)や食物繊維などが、それに当たります。 善玉菌の代表とされるビフィズス菌を増やすものとして知られているのはオリゴ糖です。 ビフィズス菌は乳酸菌の善玉菌の一種で、オリゴ糖などの糖を発酵させて乳酸を作り出す


発達障害の支援のための自律神経調整

病児、障害児、発達障害児のケアは、日常生活の基本的な活動から発することであるため、睡眠、食事、生活活動など、すべてが大切なケアの対象項目となります。これらが的確に行われるための基本となるのは、正しい生活リズムの繰り返しです。 しかし、病児、障害児、発達障害児ともに生活環境の影響を受けやすく、生活リズムの乱れが自律神経の調整を乱して、交感神経の働きが盛んになるべき時間帯に副交感神経の働きが盛んにな


プロバイオティクスは腸内の援軍

腸内細菌の善玉菌を増やす方法は、大きく二つの方法が考えられています。一つは、善玉菌と同じ働きをする菌を摂ることで、これはプロバイオティクスと呼ばれています。腸の機能を高める食べ物というと、ヨーグルトや発酵食品に含まれている乳酸菌が代表としてあげられます。乳酸菌は糖を分解して乳酸を作り出す菌ですが、腸内には乳酸菌は多くは棲みついてはいません。腸内に棲みつき、増殖をするためには酢酸も必要であり、乳酸と


発達障害児の支援の必要性を岡山から考える

岡山県には発達障害児支援施設が146事業所あります。1日の利用定員数は10人の事業所が多く、週に1回の利用とした場合の定員は50人となります。稼働率が100%であった場合には約7300人の受け入れが可能となっています。岡山県内の児童数は約24万人であり、発達障害児の割合が10%とすると約2万4000人と推定されます。この計算から、発達障害児支援施設を利用できるのは全体の3分の1以下で、残りの3分の


腸内環境と脳機能の深い関係

腸が第2の脳と呼ばれるのは、脳を活性化させるために欠かせない神経伝達物質のセロトニンが腸の中で作られていることに由来しています。セロトニンは、抗ストレスホルモンや幸せホルモンとも呼ばれていて、セロトニンが減少することで脳機能が低下すると考えられています。 セロトニンには脳の傷を修復する作用があり、認知症の中で最も多いアルツハイマーは脳が萎縮することで発症することから、セロトニンが認知症の予防に必


発達障害児は少子化問題の象徴的存在か

次世代を支える子どもは重要な人財であると考えています。2015年現在の子ども(15歳未満)の人口比率は12.5%でしたが、2045年には10.7%に減少すると推定されています。その一方で高齢者(65歳以上)の人口比率は2015年の26.6%から2045年には36.8%にもなり、子どもたちが重要な働き手となる2045年には世界の誰も経験したことがない超少子・超高齢社会となり、ますます現在の子どもたち


善玉菌の増加と免疫力の強化

腸内で腸内細菌の善玉菌が増えると、免疫力が高まっていくことが知られています。 腸内細菌は、胎児のときには体内にはなく、出産後に母親や周囲の環境の中から取り込まれ、腸の中に定着するようになります。そのため、腸内細菌は細菌の一種であって身体の一部ではなく、免疫細胞には異物として認識されています。腸内の善玉菌が増えると、白血球のマクロファージが善玉菌を取り込んで破壊していきます。マクロファージは善玉菌