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フルーツは高いのにドライフルーツは高くない

贈る側も貰う側も嬉しいギフト商品というとフルーツが代表的なものです。フルーツのよさは収穫時期が限られていて、その中でも特においしい時期が決まっています。環境が生育に影響するので地域色が強く、希少価値があり、何といっても価格的に高いということがあげられます。 なぜ高いのかというと、一番の食べ頃に収穫すると店頭で販売できる期間が短くなり、傷みやすく、水分が多いために重いことで送料がかかるうえに、産地


痛めると傷めるの違い

足腰に痛みが生じるような状態になることは“痛める”と表現されます。痛めるような状態では、早く治療すれば、痛めたところが傷になって、治りにくい状態になることはないはずです。ところが、治りにくい状態となって傷が残るような状態となって、いつまでも痛みが続くような状態となると、これは“傷める”と表現されます。 これは当たり前の文字の使い分けとしてされてきましたが、テレビ番組のテロップを見ると、「腰を痛め


健康寿命と平均寿命の差の意味

私どものセミナーに参加していた方がQ&Aの席で、「歩けなくなったことで、あと9年は生きられることがわかって安心しました」という驚きの言葉を発していました。こんな発言が出るのは、健康寿命を知っている人なら、なんとなく理解できるかもしれません。健康寿命は自立して自由に動ける期間のことで、平均寿命から健康寿命を除いた年月が自由に動けなくなった期間を示しています。 健康寿命の期間は自由に動ける時期で、そ


マイオカインが増えれば若返る

運動をすると筋肉が強化され、若返ることができると言われますが、その理由としてマイオカインの働きがあげられています。マイオカインは“若返りホルモン”とも呼ばれていますが、マイオカインは筋肉内で作られます。マイオカインが増えると筋肉が若返るだけでなく、脂肪の分解や骨の強化、血糖値の低下、免疫の上昇、抗炎症、認知症予防の効果もあるということで、住民に運動の機会を増やすことをすすめている自治体などではマイ


「健康な患者」を増やすためのヒトケミカル

「健康な患者」という一般には聞きなれない言葉が医療機関で使われています。同じ病名、同じ病状で病院に来た患者は同じ状態ではなく、年齢が同じであったとしても健康の度合いには随分と差があります。健康というのは身体的状態と精神的状態の両方を指していますが、医療機関としては同じ患者数なら、できるだけ健康な患者を歓迎しています。それだけ手間がかからず、治しやすいということです。 これは医療機関だけでなく、老


認知症のチェックで運転能力はわかるのか

前回の運転免許の認知機能の説明に続いて、長谷川式認知症簡易評価スケールについて紹介します。医療機関の多くは認知症や軽度認知障害認知機能の判定に長谷川式認知症簡易評価スケールを用いています。このスケールは以下の内容で実施されます。 1 歳は幾つですか? (2年までの誤差は正解) 2 今日は何年の何月何日ですか? 何曜日ですか? 3 私たちが今いるところはどこですか? (正答がないときは5秒


運転能力はラケットスポーツで向上する

75歳以上の高齢者ドライバーは運転の能力の判定として認知機能検査が実施されます。高齢者がアクセルとブレーキを踏み間違えたり、赤信号でアクセルを踏んだり、道路標識を無視したりということが多くなることから、認知機能を確認する検査で危険性がある人をあぶり出して、認知機能に問題がある人には運転免許証の返納を求めていくという制度です。 実際に、どんな検査が行われるのかというと、次の4つの項目です。 1 


納豆とヨーグルトの組み合わせ

NHKの健康情報番組の中で納豆が取り上げられ、美味しく食べられる工夫としてヨーグルトと一緒に食べる方法が紹介されていました。これを見ていた民放のプロデューサーから「時代が早すぎましたね」との連絡がありました。日本メディカルダイエット支援機構の理事長は、以前に納豆ブームを巻き起こしたときのメディアと流通に向けての毎月のリリースを作り、テレビ番組の仕掛けもしていたことから、有名な民放の日曜日夜の番組で


ベネフィットがあれば運動も続けられる

何も成果が得られないのに頑張って運動をしろと言われても、それは難しいことです。運動をすれば身体によい結果が現れるであろうと多くの人は考えるので、「ウォーキングをすれば健康になるから、それでいいじゃないか」と発言する運動科学の先生が出てくるのも仕方がないことですが、なぜ身体によいかがわかるだけでも続ける気が高まります。その理論に従って、よい結果が出たら、もっとやる気が起こって続けていくモチベーション


楽しくなければ運動療法は続かない

健康のために食事の量を減らすか、運動の量を増やすかの選択を迫られたとき、どちらか取り組みやすいほうを選ぶ人が多いのかと思ったら、最も多かったのは“できれば”どちらもしたくないという返答があって驚いたことがあります。 選択を迫られたといっても、何を目的にしているかによって意気込みは大きく違い、少し太ってきたからやせたいということなら、食事の量を少し減らすとか、甘いものを減らす、太りやすいとされる脂