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学習障害125 栄養計算は“八十進法”だからわかりにくい
食品表示を見ると、袋や箱の中に入っている商品の重量が表示されている場合と、100gあたりの表示がされている場合とがあります。食品表示はエネルギー量、糖質、脂質、たんぱく質、塩分の記載が義務づけられています。義務づけられている食品表示の他に重要な栄養成分についても実際の含有量と、100gあたりに含まれる含有量が示されていることがあります。 それを見て、実際の含有量よりも多く含まれているように思い込
デトックスが必要なほど体内は汚染されているのか
工場の汚染排水や排気、自動車などの排気ガス、農薬などの鉛、カドミウム、水銀、ヒ素などによる環境汚染は進み、環境破壊にストップをかける活動が進んでいても、水や土壌、空気を通して、体内に入り込んでくる汚染物質の量は増え続けています。これらの環境汚染物質は、プランクトン、小魚から始まり、徐々に大型の動物への蓄積されていく食物連鎖が起こり、最終的には食物連鎖の頂点に立つ人間の体内に最も蓄積されていきます。
庶民の昼食の習慣は江戸時代中期から始まった
病院栄養管理の研究所に所属していたときのこと、メンバーとして慶應義塾大学病院の食養科のトップの管理栄養士が参加していました。この先生は100kcal栄養学の元祖とも言える方で、途中から大学の図書館に特殊資料担当として移動しました。臨床栄養の出身ということで疾病と栄養の歴史を専門としていたことから、臨床栄養の学会でも非常に興味深い報告をされていました。 その先生から学んだことが、私が日本人の体質を
発達栄養学125 魚が食べられない子どもの対応2
魚が食べられないという子どもは、どんな魚でも食べられないという子どももいれば、決まった種類の魚が食べられないという子どももいます。それが発達障害に特徴的にみられる感覚過敏で、五感(味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚)の反応によって食べられないものがあるというときには、それが困難さにつながっている魚を避けて食べられるものから始めるというのは通常の方法です。 フライが好きな子どもには白身魚フライを食べさせ
健康寿命延伸のための提言52 提言のエビデンス8健診・検診の受診と口腔ケア1
国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第1回)を紹介します。 健診を受けて、特定保健指導を受けることにより、
ニュースが正しい情報を伝えているとは限らない
テレビ番組のテロップは、話している人の言葉と一致しているとは限らないということを前回触れました。それは「断然」と言うべきところを「全然」と言ったのでテロップで修正した、「すごく」と言うべきところを「すごい」と言ったので修正した、「押しも押されもせぬ」と言うべきところを「押しも押されぬ」と言ったので修正したというのは、よく目にすることですが、それだけの問題ではありません。 テロップの文をよく見なが
学習障害124 生活に使う計算法だと気づくことが大切
学習障害は、読む、書く、計算するという3つの学習の基本的な機能の発達が遅れていて、理解はできるものの、実践もできるものの時間がかかって、定められた時間内に答えが出せないことから、不正解とされてしまうことが多くみられます。計算がうまくいかない算数障害では計算はできるのに、文章題では理解に時間がかかって時間切れになることもあります。応用編が苦手ではあっても、応用することが生活に直結することで、感覚的に
駄菓子から考える不足した栄養素の補給
日本人が一般的に昼食を食べるようになったのは江戸時代中期からとされています。それまでにも貴族や武士は今でいう給食や外食で昼食を食べていましたが、庶民が昼食を食べられるようになったのは八代将軍の徳川吉宗による享保の改革によって新田開発が盛んに行われ、米が大量に作られるようになって価格が下がったからです。朝に白米を炊いて、朝食で残った分はおにぎりを作り、これに糠(ぬか)漬けなどの漬物とともに昼食として
時代劇の時代考証が気になる
民放で2時間の時代劇が盛んに放送されていた“時代”があります。地上波のことで、今でいえばCSの時代劇専門チャンネルのような放送時間と内容でした。たまたま知り合った大手広告代理店のテレビ担当者の紹介で、勉強のためにということで京都の撮影所に送り込まれました。といっても、当時は物書きを始めたばかりで、たまに地上波の時代劇の帯番組の台本の手伝いをしていたくらいで、撮影所でできることはないので、記録係に回
発達栄養学124 魚が食べられない子どもの対応1
幼いときには魚をおいしいと言って食べてくれていたのに、成長の途中で急に魚が食べられなくなるということがあります。その原因を探っていくと、食事に関する感覚(味覚、嗅覚、視覚、触覚、聴覚)の問題ではなくて、栄養学的な対応では食べられるようにするのが難しいということに突き当たることもあります。魚は食べ物だと思っていたのに、絵本やDVD、水族館などで可愛いお魚の姿を見て、それ以降は食べ物と考えることができ





