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学習障害112 輸入食品に含まれている食品添加物2

輸入食品の柑橘類に防カビ剤として使われている農薬は、皮に残留するもので、皮は剥いて食べるものであっても、浸透性が高い農薬が使われているので、中身に残っているという不安があります。浸透しやすいのは茎とつながっている果梗(ヘタの部分)からで、ここから栄養成分を取り入れているので、小さな孔のあいた管が通っています。ここから農薬が浸透するので、この部分を取り除くというのが安心対策とされます。 管からの浸


見えないものが見える体験があるから子どもの感覚過敏が理解できる

「見えないものが見える」という話をすると「怖い話ですか?」と聞いてくる人がいます。日本メディカルダイエット支援機構の理事長は、この手の話をするときに深刻そうな顔をすることがあるので、そのための反応かもしれませんが、見えているのは視界に現れるモザイク状のもので、病名的には閃輝暗点といいます。 目で見た画像は、そのまま脳の画像として認識する部位である後頭葉に送られるわけではなくて、電気信号として神経


“逆さ仏”は食事の変化だけが原因だったのか

子どもの頃に親や祖父母などから聞いた物語の初めの言葉は「昔々あるところにおじいさんとおばあさんが住んでいました」で、これは桃太郎の冒頭だけでなく、多くの昔話に共通して使われています。それが今では65歳以上の人口が占める高齢化率は28.4%(令和元年)になり、高齢者の夫婦のみ世帯が31.1%(平成30年)という時代になって、「あらゆるところに」と言い換えなければならないような状況になっています。


次世代のための“カロリーメイト”

好き嫌いや偏食のために食べられない食品や料理があるという子どもは思った以上に多く、特に発達障害児は感覚過敏から食べることに苦労をしています。その中でも、なんとか栄養バランスを取れるようにしようと保護者も苦労をされています。どうしても食べられない食品があるために、不足している栄養素を補うために栄養機能食品(ビタミン13種類、ミネラル6種類、脂肪酸1種類)の活用を考える人もいます。 しかし、栄養機能


発達栄養学112 水溶性ビタミンの機能と多く含まれる食品

発達栄養学111回で紹介した代謝のために必要な水溶性ビタミンについて解説しますが、このうち4種類のビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)は発達栄養学110回で紹介しました。今回はビオチン、パントテン酸、ナイアシン、葉酸の特徴と多く含まれる食品について解説します。 ビオチンは、水溶性のビタミンB群で、ビタミンHとも呼ばれます。糖質、脂質、たんぱく質のエネルギー代謝


健康寿命延伸のための提言39 提言のエビデンス4体格4

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。提言のエビデンスの解説(第4回)を紹介します。 妊娠前体重と妊娠中体重増加のどちらについても、


子どものときに知った他の家庭の味

新潟県の柏崎に父の実家の米屋があり、そこを頼りに高校時代を過ごしました。 私たちが味付けの好みを調査するときには、生まれた土地、移住した土地の変遷を聞くようにしています。生まれ育った土地で、食事を通じて身につけてきた味覚が塩味の好みを左右することがわかっているからで、それは自分の経験からもわかりました。自分の経験というのは、自分と家族だけのことではなくて、父の転勤によって新潟県内を転校する中で知


味覚は子どもの時期の食事が影響する

生まれたのは新潟県の出雲崎町のお寺で、母の実家です。生まれただけでなく、父が転勤の関係で山奥に暮らしていたときに、弟が誕生して、母の負担を減らすためもあって、小学校の入学前まではお寺で祖父母と叔母と一緒に暮らしていました。お寺は精進料理というのは今は昔の感覚ですが、遠方に佐渡島が見える漁村だったこともあり、檀家に漁業関係者が多かったことから魚料理がメインでした。 小骨が苦手で食べるのに時間がかか


文章と言葉のハイブリッドで情報発信したい

「講演やセミナーなどの話は面白いのにホームページに書かれていることに格差がある」と知人から指摘されることがあります。ネット経由の情報発信は、どんな人が見ているかわからないために構えてしまうところがあります。その点、目の前にいる人なら、顔を見て、表情を見て、「この程度の話をしても大丈夫」という判断がつきやすいので、ラフな話がしやすいことはあります。 文章で読む場合には、全体を見てもらえることから、


忘れたことを忘れるようになる前に

高齢者の年齢になって、眠りの質が変わってきたせいで、夢を見ている時間が長くなり、その内容を覚えたまま目覚めることも多くなりました。“夢を見ている”といっても希望や願望の夢のことではなくて、睡眠中に眠りが浅くなっているレム睡眠の時間に見る夢のことです。夢の内容を回想してみると、今進めていることに、なんとなく関連があることで、寝ていても、仕事が頭から離れない証拠かと思ってもいます。 夢の内容を覚えて