最新情報

健康食品の情報に科学的根拠はあるのか

健康食品に批判的な記事を載せている雑誌の編集者から、「公的機関の健康食品情報は裏付けがないんですか」という質問がありました。その質問を受けたときに、“あの本を見たのか”と思って聞いてみたら、案の定の返事でした。その本というのは、医学博士が自分の闘病体験から健康術を書いたもので、その中にわずかなページですが、サプリメントの項目があり、そこに「健康食品に科学的根拠はほとんどない」と書かれていました。“


薬学の師匠の教え

薬学というと医薬品の学問で、医療機関では薬剤師として医療を支えています。薬学は医薬品だけでなく、健康食品・サプリメントも活動範囲にあり、薬学系の大学で実施されている健康食品管理士制度も薬学研究の一部を占めています。 日本メディカルダイエット支援機構の理事長は、薬学の立場で健康食品・サプリメントの研究に取り組む多くの専門家と付き合ってきましたが、薬学博士としてテレビなどのメディアでも活躍してきた久


100kcal栄養学の師匠の教え

日本の栄養学は「1単位80kcal」を基本としています。この基本とされているのは実は基本ではなく、100kcalこそが基本中の基本だと教えてくれた師匠が山下光雄先生です。光雄と書いて「てるお」と読みます。食べる食品を100kcal単位で定めて、その組み合わせで1日の献立を構築しています。 なぜ80kcalが基本となっているのか、いつ基本になったのかということは、あまり気にしないで常識のように使っ


栄養学の師匠の教え

栄養学は、ほとんどメカニズムが解明されていますが、それでも疑ってかかれというのが日本メディカルダイエット支援機構のコンセプトの一つです。それを教えてくれたのは、当法人の理事長の栄養学の師匠である山本辰芳先生です。当法人の理事長が知り合ったときには国立病院・療養所の栄養士・管理栄養士のトップで、当時は日本栄養士会の理事長を務めていました。今では公益社団法人となって理事長はなくなっていますが、当時は会


超高齢社会は自治体の清掃事業の費用が増加

今の日本は高齢化社会でも高齢社会でもなくて、超高齢化社会であり、超高齢社会となる高齢化率28%が目前に迫っていることは以前に紹介しました。目前に迫っていると言われても、「実はまだ先のことではないか」と考える人は多く、そう考えて問題を先送りしたい気持ちもわからないではありません。思った以上に子供が生まれず、高齢者が長生きをしているため、ひょっとすると2025年には超高齢社会になっているかもしれないの


腸内細菌の善玉菌と悪玉菌は違うものなのか

前回の発酵と腐敗の話を受けて、テレビ局のディレクターから問い合わせがありました。「発酵と腐敗が同じメカニズムであるなら、腸内細菌の善玉菌と悪玉菌も同じことをしているのか」という内容でしたが、同じといえば同じ、違うといえば違うことをしています。善玉菌の働きは簡単に発酵だと言われています。エサになる食品を食べて、代謝物を外に出していますが、人間の身体に有益な代謝物を出しているものが善玉菌と呼ばれていま


腐敗と発酵は違うものなのか

寒い季節のほうが過ごしやすいということはあまり感じないのですが、臭いの問題となると温かくなるにつれて強くなってくるので、「もっと寒さが続けばよいのに」と思うことがあります。臭いを発生させる腐敗菌は一定の温度になると活発に働くようになり、食品を腐敗させて、活発になるほど、数が増えるほど臭いが強くなってきます。同じ「におい」という読み方でも、これが匂いとなると、よい香りとなります。臭いは「くさい」とも


三大ヒトケミカルの医薬品としての機能

三大ヒトケミカルは、もともと医薬品であったものが食品にも許可されたことからサプリメント成分として使われるようになったという話を何度もしています。どんな医薬品として使われているのかについても紹介してきましたが、医薬品の副作用とサプリメント(三大ヒトケミカル)の活用について触れたところ、またもやテレビのディレクターから三大ヒトケミカルの医薬品としての働きについての問い合わせがありました。ディレクターに


病気のせいか副作用なのかわかりにくい症状がある

前回の副作用とサプリメントの使用についての話題に反応して、すぐにメディア関係者から連絡と質問がありました。前回は医薬品の副作用なのに、疾患による新たな症状と勘違いして、医薬品の数が増やされ、それが副作用を強くするということは薬学関係者なら当然の出来事という認識があることから、今になっても特に反応はありません。 質問のポイントは、「勘違いされる症状の原因となっている医薬品の種類は何か」ということで


薬の副作用はサプリメントで減らせるのか

医薬品には副作用があり、医薬品が複数で使用されると副作用が強まることが指摘されています。中でも高齢者は複数の使用で副作用のリスクが高まることが指摘されていることを受けて、高齢者の適正な医薬品の使用のための指針が打ち出されることになりました。副作用を防ぐ方法は他にもあるのではないか、という考えから、私たちのところに「サプリメントで副作用は弱められるのか」という質問が寄せられました。今回は、いつものメ