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少子高齢対策は高齢者の健康を向上させること
日本の少子高齢社会への警鐘を鳴らし、「少子高齢に歯止めをかける」と発言した地方創生大臣を批判した研究者の講演に期待を持って参加しました。日本メディカルダイエット支援機構は活動拠点を東京と岡山の二か所にして、東京と地方の両面からのアプローチで、メディカルダイエットを高齢社会対策に役立てようとして活動を進めてきました。その参考になるのではという期待を抱いていました。その対策として10の考えがあるという
日本は水が豊かな国なのか
「バーチャルウォーターって、どんな飲み物ですか」という質問を受けたことがあります。バーチャルというと、その後にはリアリティーが続くのが昨今の流行ですが、バーチャルは仮想現実ということからするとバーチャルウォーターは仮想現実の水ということになり、飲んでいるつもりでも実際には飲めていない水ということになります。 なんだか、よくわからない話ですが、環境省の説明によると「輸入している食料を生産するために
基礎代謝を高めてやせるのは可能なのか
メディカルダイエットは体内の代謝の仕組みを活用した科学的ダイエット法です。代謝の重要性についての話をしているときに必ずといっていいほど出てくるのが基礎代謝です。基礎代謝は生命維持のために使われるエネルギー量ですが、正式にいうと基礎代謝量といい「12時間以上の絶食後に安静状態で1日に消費されるエネルギー量」を指します。 1日に使われる全エネルギー量のうち60〜70%が基礎代謝量となりますが、約10
2018年は高齢者が准高齢者を超える
高齢者はWHO(世界保健機関)の定義では65歳以上とされています。我が国の厚生労働省も、これを採用して、さらに65〜74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と分類しています。この分類は「高齢者の医療の確保に関する法律」によって定められています。これに対して日本老年学会と日本老年医学会は、現在の高齢者は心身ともに若くなっていることから、高齢者を75歳以上とすることを提言しています。そして、65〜7
ビタミン様物質は偉いビタミンなのか
健康セミナーのQ&Aコーナーでのこと、「ビタミンで様がついているのは、すごいビタミンなんですか」という質問を受けました。ビタミンは身体の中では作られないものなので食品から摂る必要があるわけですが、様(さま)がつけられるほど優れた働きがあるなら是非とも摂りたいと言われて、様(よう)を様(さま)と読んでしまったことがわかり、ビタミン様(よう)物質の意味を紹介しました。 専門家のセミナーに参加していた
代謝サプリメントは味の関係で多く使えなかった
エネルギー代謝に必要な成分の代表がα‐リポ酸とL‐カルニチンであることは随分と知られてきました。α‐リポ酸はブドウ糖を細胞のミトコンドリアに取り込んでエネルギー代謝を起こさせるために欠かせない成分です。L‐カルニチンは脂肪酸をミトコンドリアに取り込んでエネルギー代謝を起こさせるために欠かせない成分です。ともに体内で合成されているものの20歳代をピークに合成量が減ってくるので、減少は脂肪の燃焼を減ら
準必須アミノ酸って何だ
「必須アミノ酸は11種類ではないのですか」という質問が、科学情報紙の編集者からありました。体内で合成することができない必須アミノ酸は食品から摂る必要があり、体内で必要な20種類のアミノ酸のうち体内で合成されるアミノ酸(非必須アミノ酸)は11種類なので、これを引くと必須アミノ酸は9種類ということになっています。それに2種類プラスしてきた意味がわかっているので、さすがと言いたいところですが、その理由を
糖よりも脂肪のほうが身体にはよくないのか
「糖と脂肪は、どちらが身体によくないのですか」という質問が来ました。もっと条件をつけてくれないと、どう答えても間違いということになってしまうので、質問者の雑誌記者に何を目的としているのかと質問返しをしたところ、「脂肪のほうがよくないという人が多いので、糖のほうがよくないという理屈がないかと思って」とのこと。こういった質問があるということは、一般に“脂肪はよくない”という考えが広まっているからですが
体内で合成される成分は不足しないのか
糖質を摂ると肝臓で脂肪が合成されるという話について、テレビ関係者から連絡がありました。今回は質問というよりも、つぶやきのようなもので「脂肪が作られるなら脂肪は摂らなくてもいいんですよね」という内容でした。体内で合成されるなら、わざわざ摂らなくてもよいという話は、三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10のところで何度も触れてきました。三大ヒトケミカルは若いうちは合成量が多くて
ご飯を食べて増える脂肪の量は?
血糖値が上昇すると肝臓での脂肪合成が盛んになるという話を再三してきましたが、「どれくらい増えるのですか」という質問が雑誌記者からありました。どれくらい増えるのかというのは、ご飯100gを食べると脂肪が10g増えるのか20g増えるのかということを聞いてきているわけですが、脂肪酸の合成量は遺伝子でも異なり、血糖値の上昇度合いでも異なるので、かなりの個人差があります。しかし、多くの人の例から計算式が出さ