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糖質の分解を阻害する成分の見分け方
健康食品は素材が違っても機能が同じものがあります。健康食品は複数の素材が組み合わされているものが多いのですが、同じ機能のものが複数使われているものがあります。いくつかの機能が組み合わされることで狙った働きが期待できるので、同じ機能のものを複数使うのはおかしいことになります。その例として、よく挙げられるのは糖質の分解を阻害して血糖値の上昇を抑える素材です。 グァバは東南アジアや熱帯アフリカ原産のフ
臭わないニンニクに効能はあるのか
ニンニクは中央アジア原産のユリ科ネギ属の香味野菜で、球状の茎部が食用となっています。サプリメント成分としてはガーリックとも呼ばれています。ニンニクには特有の臭いがありますが、これはネギ属に特有のアリインが酵素のアリナーゼによって臭気のもとのアリシンに変化しているからです。塊のニンニクは臭いが少ないのに、刻むと臭いが際立ってきます。塊の状態ではアリインとアリナーゼは別の細胞に含まれているので臭いはわ
イチョウ葉エキスとアスピリンの相互作用
サプリメント素材と医薬品の相互作用(飲み合わせ)で最も有名なものは、イチョウ葉エキスとアスリピンの組み合わせです。イチョウ葉エキスはドイツを初めとした各国で医薬品(認知症予防・改善など)として用いられていますが、血管の血小板を剥がすことで血管の中で大きな血栓が作られ、血栓によって血管が詰まって動脈硬化が発症するのを抑える作用があります。これによる血流の促進が認知症予防・改善につながると考えられてい
サプリメントと医薬品の相互作用の情報源
サプリメントは、素材同士の組み合わせによって有効性が高まることがあれば、逆に危険となる場合もあります。このようなことが起こるようになったのは、サプリメントの研究が大きく進んだことと関係しています。以前には、サプリメント素材を多めに摂っても医薬品と一緒に摂ったからといって「医薬品と医薬品」の組み合わせによる副作用のような組み合わせによる健康被害は起こりにくかったのですが、サプリメントの研究と加工法が
プレバイオティクスと腸内環境の関係
腸内細菌の善玉菌を増やすために使われるのは乳酸菌などで、乳酸菌は善玉菌と似たような発酵を進めることから、善玉菌が増えたのと同じようになります。その生きている菌を入れてあげることはプロバイオティクスと呼ばれています。 善玉菌と同じようになるといっても、外から腸内に送り届けた乳酸菌は腸内では1〜2日ほどしか生きてはくれません。しかし、乳酸菌が生きている間に生成された物質によって腸内の酸性度を高めるこ
世界で一番小さなサプリメントのカプセル
コエンザイムQ10の研究が進んでも、1%だった吸収率の改善がみられなかった時期は長かったのですが、コエンザイムQ10を届ける“カプセル”の開発で状況は大きく変わりました。そのカプセルは、ソフトカプセルかハードカプセルかということではありません。初期のコエンザイムQ10の製品ではハードカプセルに入ったものがあり、ハードカプセルが胃液で溶けなかったために、その中に入っていたコエンザイムQ10が吸収され
コエンザイムQ10は期待どおりか
コエンザイムQ10が医薬品だけでなく、食品としても販売することが許可された2001年には、これで日本人の体質の弱点が解決できるものと喜びながら製品化と、それを使用した人の成果を期待して見守ったものでした。 コエンザイムQ10は細胞のミトコンドリア内でエネルギー産生を行っているTCA回路を働かせる酵素をサポートする補酵素で、これが不足している日本人のエネルギー代謝が改善される可能性があったからです
高い健康食品なら中身が良いのか
“安かろう悪かろう”という言葉があります。今時は安くても良いものは数多くありますが、できるだけ身体に良いものを使いたいと願う人には、安いものは良くないという考えは強くあります。健康食品もその一つで、同じような中身のものであって価格が2倍以上も違っていたら、高いもののほうが良いと考えるのは当たり前のこととだと思います。 通信販売を例にすると、販売価格に占める商品代は30%、広告宣伝費が30%、送料
健康食品の相互作用の実際のところ
健康食品と医薬品の相互作用というと一番に出てくるのがイチョウ葉エキスです。イチョウ葉エキスの情報については、このサイトの「サプリメント事典」を見てもらえればと思いますが、イチョウ葉エキスには血液をサラサラ状態にして血流を促進する作用があることから、中性脂肪やLDLコレステロールの値が高い人が医薬品に頼らないで、なんとかしたいと考えて使うことが多くなっています。また、ドイツでは認知症の医薬品となって
健康食品と医薬品の危険な相互作用
健康食品・サプリメントの有効性だけでなく、危険性の情報も、このサイトの「サプリメント事典」には掲載しています。危険性といっても、有害物質が含まれているとか、不衛生な工場で作られているというような製品製造の話ではなく、素材そのものに含まれる成分の話です。これを聞くと、健康食品・サプリメントの成分が危険なのかと勘違いする人も出てきそうですが、機能性成分には何も問題はありません。 何も問題のない成分が