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健康食品を摂って医薬品を減らす方法の是非

病院に行って医薬品を処方されるときに、医師から健康食品を摂らないように言われることがあります。その指示は、健康食品のことを、よく知っていて言っている場合もあれば、よく知らないまま言っている場合もあります。 例えば、血糖値を下げる作用がある医薬品を処方したときに、同じ働きがある健康食品を摂ると血糖値が下がりすぎるために健康食品の摂取を止めるように言う場合があります。医薬品と健康食品の飲み合わせ(相


多くの素材を使えば効くサプリメントになるのか

サプリメント製品は、一つの素材だけを使うものは少なく、特徴を出そうとする意向もあって、複数の素材を組み合わせたものが多くみられます。それぞれ特徴のある素材を組み合わせることで、すべての機能が発揮できるというようなイメージで販売されているのは、よくあることです。5つの素材を使えば、5つの機能があり、それを組み合わせた効果が得られるというようなイメージです。 一定の効果を得るためには、それなりの量が


ヒトケミカルに飲み合わせ問題はあるのか

サプリメントには医薬品との飲み合わせがあり、組み合わせによっては健康被害が起こる危険性があります。また、サプリメント同士の飲み合わせの問題もあります。健康によい成分であっても、もともと身体にはなかった成分が多く入ってくると、思わぬ反応は起こることもあります。 日本メディカルダイエット支援機構が研究に加わっているヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10はどうかというと、飲み合わ


サプリメントには飲み合わせがある

サプリメント・健康食品は、以前は飲み合わせという話は聞きませんでした。機能性成分が含まれていても、それほど多くはなかったということもあって、他のサプリメント・健康食品と一緒に摂ったときだけでなく、医薬品との飲み合わせもないという認識でした。 しかし、同じ種類の材料であっても栽培地や栽培時期、使用部位、加工法などによって使用される部位に含まれる成分は大きく異なっています。吸収率が高まる摂取タイミン


便秘と下痢で異なるサプリメントの摂り方

腸によいサプリメントというと乳酸菌が一般的です。腸内細菌の善玉菌と同じ働きをする乳酸菌が原則になりますが、善玉菌の多くはビフィズス菌なのでビフィズス菌の摂取が有効になります。善玉菌には栄養源(エサ)が必要で、糖質が栄養源となります。ビフィズス菌の主な栄養源となるのはオリゴ糖です。 乳酸菌と栄養源を摂っても、食事で悪玉菌の栄養源になる動物性たんぱく質と脂肪を多く食べると、せっかくのサプリメントの効


消化時間は食べたもので違っている

サプリメントの摂取タイミングの話をするときに、食後なのか空腹時なのかということが、よく話題にのぼります。食前、食後、食中、食間、そして空腹時という言葉は医薬品ではよく出てくることです。食後に飲むものでないものは「空腹時に飲むように」と言われます。空腹時は食事と食事の間のことで食事から2時間は離して飲むことが想定されています。空腹時に飲むように言われて、最も空腹を感じているのは食事の前だからと、食べ


カテキンはお茶で摂ればよいのか

サプリメントの成分であるカテキンは緑茶に含まれる抗酸化成分です。緑茶には豊富に含まれていて強い抗酸化作用があるので、お茶を飲んでいればサプリメントとして摂る必要はない、ということがよく言われます。カテキンにだけ注目すれば、それは正解かもしれません。しかし、緑茶は扱いを誤ると、活性酸素を消去する抗酸化作用が期待できるどころか、逆に体内の活性酸素を増やすことにもなりかねません。 抗酸化作用が強いもの


サプリメントは用法も用量も表示できない

サプリメント・健康食品は、どんな人に向いているのかを表示することができるのは特定保健用食品、機能性表示食品、栄養機能食品だけです。身体の、どの部分によいかということは表示できても、疾病名をあげて効能効果を表示することは許可されていません。効能効果は治療効果だけではなく、病気の予防も表示できません。これは、医薬品医療機器法に医薬品は人間と動物の診断、治療、予防に使用されることが目的とされるものは医薬


腸内環境のためのサプリメント

善玉菌の栄養源としてサプリメントにもなっているオリゴ糖は糖質の一種で、善玉菌の代表であるビフィズス菌が好んで取り込んでいます。ビフィズス菌は赤ちゃんの腸内では腸内細菌の90%ほどを占めていますが、成人になるとビフィズス菌の割合は10%ほどにも低下し、それ以降は減っていく一方となります。そこで、オリゴ糖を摂って、ビフィズス菌を増やそうとするわけです。 腸内環境を整えるために摂る乳酸菌のことをプロバ


食物繊維もサプリメントで摂るべきなのか

日本人の腸は欧米人よりも2mほども長くなっています。それは野菜をはじめとした消化に時間がかかる食物繊維が多い食品を食べるのに優位でしたが、今では、その利点が活かされていません。 食物繊維の摂取目標として「日本人の食事摂取基準」では1日に男性では20g、女性では18gがあげられています。それ対して実際の摂取量は男性が14.9g、女性が14.2g(平成27年国民健康・栄養調査)と目標量には達していま