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コラーゲンは効かないわけじゃない
コラーゲンは体内で最も多いタンパク質で、細胞と細胞を結着させる働きがあることから、美肌や傷の修復などに効果が期待されています。しかし、コラーゲンが含まれた健康食品やドリンクを摂って効果がある人もいれば効果がない人もいて、それぞれの立場で理由が述べられています。 効果なし派の意見は、こうです。コラーゲンはアミノ酸で構成されていて、胃でアミノ酸に分解され、腸から吸収されたあとは血管を通って肝臓に運ば
サプリメント知識は更新情報が重要
以前には常識と語られていたことが、研究が進んだことで間違いとなることは少なくありません。これは広く知られていることですが、免疫を高めるキノコのアガリクスは、ブラジルから日本に初めて紹介されたときには乾燥したものを煮出して、その抽出液を飲むことがすすめられていました。その飲み方も、有効成分の多糖類は高温でないと出てこないのでグツグツと煮出すように言われました。しかし、高温だとビタミンとミネラルが壊れ
女性は男性より冷えやすい
体熱は細胞の中でエネルギー代謝によって作り出されていますが、全身の細胞の中でも筋肉の細胞が最もエネルギーを作り出しています。筋肉は基礎代謝のうち35~38%ものエネルギーを作り出しています。これは日本人の平均的なエネルギー消費量の割合で、筋肉が多い人ほどエネルギーが多く作られ、体温も高まることになります。筋肉量は男性のほうが多く、1日のエネルギー摂取量は平均すると男性は女性に比べて25%ほども多く
肉類の脂肪は血液中で固まりやすい
肉類を多く摂ると、脂肪の摂りすぎから、血管に負担がかかり、これが動脈硬化のリスクを高める結果となります。動脈硬化が進むと、血流が低下しやすくなりますが、日本人の血液の温度の低さが肉類を多く食べることのリスクを高めています。 日本人の血液の温度は37~38℃となっていますが、それに対して羊は約44℃、牛と豚は約40℃、鶏は約42℃の血液の温度となっています。羊や牛などの肉に含まれる飽和脂肪酸は高め
日本人が冷えやすい原因と対策
身体の不調として“冷え”を訴える人は少なくありません。冷える人は血液の温度も低いと思われていることもありますが、冷えやすい人も温まりやすい人も血液の温度は変わらず37~38℃となっています。血液の熱によって温められた体が皮膚からの放熱によって温度が徐々に下げられ、体温計で計ると皮膚表面温度は36~37℃となります。 血流がよく、次々と温かい血液が送られてくれば、温度は高めに保たれるようになり、血
身体が冷える人が摂るべき成分
日本人は身体が冷えやすい体質であり、その解消のためには運動をして血流をよくすることは大切ですが、それを補うことができる成分があります。サプリメントは補うものを指す言葉であるので、運動の効果を補うものも“サプリメント”と言うことができます。一般にはサプリメントは食事で不足するものを摂るということで、糖質、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラルを指しますが、血流をよくして体温を高めに維持することを目的に
食べなくなった時代のサプリメント摂取
食生活が洋風化して肉食が増え、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)と呼ばれる太り過ぎの人が増えていることから、今の日本人は、かなりの食事量となっていると思われがちです。しかし、実際には、思った以上に食べていない実態があります。日本人が近年の中で最も食べていなかったのは戦後の食糧難の時代です。食べたくても食べられなかった終戦直後の昭和21年(1946年)の日本人の1日の摂取エネルギー量は平均1
日本人の体質に適したL‐カルニチン
L‐カルニチンは、日本では医薬品の成分であった時代に、海外では食品としても認められ、日本ではサプリメントに使うことができなかったという悩みが長く続いていました。それが、2002年に食品としても使うことが許可されましたが、そのときに医療関係者から「海外では脂肪燃焼の有効性が認められないというのに、どうしてダイエット食品として使うことを許可したのか」という批判も聞かれました。 というのは、日本人が使
亜鉛のサプリメントで血糖値が下がる理由
血糖値を安定させる健康食品の素材というと糖質がブドウ糖に分解されるのを阻害するサラシアなどがあり、ブドウ糖が吸収されるのを阻害するギムネマ・シルベスタがあります。また、サプリメントとしてはブドウ糖が細胞のミトコンドリアに取り込まれるのをサポートするα‐リポ酸、ミトコンドリアでの代謝を促進する補酵素のコエンザイムQ10があります。そして、これにプラスされるのがミネラルの亜鉛です。 細胞内にあるイン
健康食品の機能を補うサプリメント
三大ヒトケミカルのα‐リポ酸、L‐カルニチン、コエンザイムQ10は、ダイエットのためのサプリメント製品の素材として使われてきました。コエンザイムQ10は抗酸化作用もあるものの、人気の健康食品のように直接的にブドウ糖や脂肪の吸収を妨げたり、血圧を抑えるというような直接的な働きはみられません。 細胞のミトコンドリアの中でエネルギー代謝によって作り出されるエネルギー物質のATP(アデノシン三リン酸)は