最新情報

生活習慣病に適したウォーキング

通常の速度による歩行と速歩を繰り返す“歩くサーキットトレーニング”について、健康づくりの基本として自治体に提案していることを話した雑誌記者から、生活習慣病によって効果的な歩き方があるのかを聞かれました。これまでにも生活習慣病の種類による運動法の違いについて語ってきたからです。ウォーキングは生活習慣病に対応する運動療法の基本となっているわけですが、それぞれの生活習慣病によって効果が得られる歩行法があ


日本人は長寿なのに老化が進んでいる

日本人の体質とヒトケミカルの関係について、メディア関係者から「しつこい」と言われるほど繰り返し書いてきました。もう、そろそろいいのじゃないか、と言うつもりなのか、「日本人はヒトケミカルが大きく減っているのだから、サプリメントで摂れ」と結論を述べればよいのではないか、とのメールが送られてきました。 サプリメントとして摂ったほうがいい、と言って、そのとおりやってくれて、体質の問題をクリアしてくれるな


いつでもできる身体の中から温める体質改善

身体が冷えやすい体質の日本人は、身体を温めるということでは恵まれた環境にあります。それは温泉が各地にあるということです。温泉は火山の恩恵でもあるので、噴火の不安、地震の不安にも繋がるわけですが、今回は体質の話ということで、温泉のプラス面について触れます。温泉と家庭の風呂では同じ温度での入浴であっても身体が温まる、いわゆる芯から温まるという状態になることについては以前に紹介しました。 温泉に入るの


脂肪は効果的な体質改善のエネルギー源

日本人の体質の特徴といえば、なんといっても冷えやすいことです。日本人は血液の温度が低く、それが体温を低くさせる大きな要因となっています。日本人の血液温度は38℃以下で、欧米人の血液温度よりも1℃ほど低くなっています。そのために本来なら温かい血液が次々に送られてくることで温度が補充され、放熱による温度低下を上回るはずなのに、上回ることができなくなって血液が回りにくい手足などの末端から冷えを感じるよう


ドライフルーツの弱点を克服する

ドライフルーツはフルーツを乾燥させて、栄養を凝縮させたうえに、皮ごと食べられるので食物繊維も豊富で、さらに抗酸化成分が多く含まれていることから人気の食品となっています。人気の要因には甘くて食べやすいということもあります。 この甘いということが、食べすぎると健康効果を通り越して、マイナスにもなりかねないことが指摘されています。それは果糖とブドウ糖が多いことです。フルーツの甘さは砂糖のようなブドウ糖


LDLコレステロールとLDLの違い

LDLコレステロールについてテレビ番組の参考にとサイト検索していたディレクターから、“簡易辞書”代わりに問い合わせがありました。パソコンを立ち上げるよりも簡単で早い、しかも安い(無料)ということで「牛丼ではないのだから」と思いつつも、ちょうどよい機会なのでLDLコレステロールとLDLの違いについて説明しました。LDLコレステロールは多くのサイトで説明されていますが、LDLとの混同があって、勘違いや


ドライフルーツは未病食になるか

フルーツ(果物)はビタミン、ミネラルの宝庫と考えられています。それは間違いないことですが、フルーツは“水菓子”と呼ばれるほど水分が多く、全体の食べる量と比べると、それほど多くの栄養素が摂れるわけではありません。そこで効果的にフルーツの栄養素を摂るためにすすめられるのがドライフルーツです。フルーツを乾燥させて水分の量を大きく減らしたことから、重量あたりの栄養素が多くなっています。凝縮された状態担って


早食いで太るのはダメなのか

早食いすると食べすぎる、早食いは太る、早食いは生活習慣病のよくない習慣、というようなことが言われます。病院の栄養士と付き合っていると(仕事上で)、患者には「早食いはよくない、時間をかけて食べましょう」と言っているのに、自分は早食いというのはよくあることです。“自分のことは棚に上げて”というわけですが、昼食の時間は給食の管理をして、食後には患者の栄養指導が入っているということで、食事に充分に時間が取


粉物を食べると太る仕組み

粉物は太りやすい料理とされています。麺類はツルツルと食べやすく、お好み焼き、たこ焼きなどは特有の味付けもあって、これも食が進みやすい料理となっています。食が進むから太りやすいだけでなく、粉物は血糖値を上昇させやすいことも指摘されています。同じ米であっても、玄米は食物繊維が多く、外側が糠に包まれているので消化液が届きにくく、でんぷんに分解されるのにも、ブドウ糖にまで分解されるのにも時間がかかります。


夕食で脂肪を増やすと太りやすい

脂肪はエネルギー量が高く、1g当たり約9kcalと、糖質とたんぱく質の約4kcalに比べると2倍以上もエネルギー量が多いことから、多くの量を食べれば太るのは当然のことです。そこでエネルギーの摂りすぎにならないように脂肪の摂取量が一定量を超えないように指導されます。「日本人の食摂取基準」(2015)によると、1日の摂取エネルギー量のうち脂肪の割合は20〜30%とされています。これを超えないようにすれ