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異字同訓16 かえす〜かわる

〔かえす・かえる〕 「返す・返る」元の持ち主や元の状態などに戻る。向きを逆にする。重ねて行う。 持ち主に返す。借金を返す。恩返し。正気に返る。返り咲き。手のひらを返す。言葉を返す。とんぼ返り。読み返す。思い返す。 「帰す・帰る」自分の家や元の場所に戻る。 親元に返す。故郷へ帰る。生きて帰る。帰らぬ人となる。帰り道。 〔かえりみる〕 「顧みる」過ぎ去ったことを思い返す。気にする。


異字同訓15 おどる〜おりる

〔おどる〕 「踊る」リズムに合わせて体を動かす。操られる。 音楽に乗って踊る。盆踊り。踊り場。踊らされて動く。甘言に踊らされる。 「躍る」跳び上がる。心が弾む。 吉報に躍り上がって喜ぶ。小躍りする。胸が躍る思い。心躍る出来事。 〔おもて〕 「表」表面や正面など主だった方。公になること。家の外。 表と裏。表玄関。表参道。畳の表替え。表向き。不祥事が表沙汰になる。表で遊ぶ。


異字同訓14 おさまる〜おそれ

〔おさまる・おさめる〕 「収まる・収める」中に入る。収束する。手に入れる。良い結果を得る。 博物館に収まる。目録に収める。争いが収まる。手中に収める。効果を収める。成功を収める。 「納まる・納める」あるべきところに落ち着く。とどめる。引き渡す。終わりにする。 国庫に納まる。税を納める。社長の椅子に納まる。胸に納める。注文の品を納める。歌い納める。見納め。 「治まる・治める」問題の


異字同訓13 おくれる〜おさえる

〔おくれる〕 「遅れる」時刻や日時に間に合わない。進み方が遅い。 完成が遅れる。会合に遅れる。手遅れになる。開発の遅れた地域。出世が遅れる。 「後れる」後ろになる。取り残される。 先頭から後れる。人に後れを取る。気後れする。後れ毛。死に後れる。 〔おこす・おこる〕 「起こす・起こる」立たせる。新たに始める。発生させる。目を覚まさせる。 体を起こす。訴訟を起こす。事業を起こす。


異字同訓12 うれい〜おくる

〔うれい・うれえる〕 「憂い・憂える」心配すること。心を痛める。 後顧の憂い。災害を招く憂いがある。国に将来を憂える。 「愁い・愁える」もの悲しい気持ち。嘆き悲しむ。 春の愁い。愁いに沈む。友の死を愁える。 〔おかす〕 「犯す」法律や倫理などに反する。 法を犯す。過ちを犯す。罪を犯す。ミスを犯す。 「侵す」領土や権利などを侵害する。 国境を侵す。権利を侵す。学問の自由


異字同訓11 うつ〜うまれる

〔うつ〕 「打つ」強く当てる。たたく。あることを行う。 転倒して頭を打つ。平手で打つ。電報を打つ。心を打つ話。碁を打つ。芝居を打つ。逃げを打つ。 「討つ」相手を攻め滅ぼす。 賊を討つ。あだを討つ。闇討ち。義士の討ち入り。相手を討ち取る。 「撃つ」鉄砲などで射撃する。 拳銃を撃つ。いのししを猟銃で撃つ。鳥を撃ち落とす。敵を迎え撃つ。 〔うつす・うつる〕 「写す・写る」その


5月12日の記念日

「看護の日」看護の日制定を願う会がナイチンゲールの誕生日などから制定。 「永平寺胡麻豆腐の日」團助(福井県永平寺町)が、ごま(5)どうふ(12)の語呂合わせで制定。 「こてっちゃんの日」エスフーズ(兵庫県西宮市)が、こ(5)て(1)つ(2)の語呂合わせで制定。 「アセローラの日」アセローラの日制定委員会(沖縄県本部町)が初収穫の時期から制定。 毎月12日:「パンの日」(パン


学びの伴歩16 学習障害改善への取り組み

発達障害の名称は病名にも法律(発達障害者支援法)にも使われており、心身機能障害であるかのように勘違いされることがあります。 しかし、神経の発達が遅れがちであるために得手・不得手の凸凹(でこぼこ)が環境や周囲の人との関わりのミスマッチを招いています。そして、対人関係やコミュニケーション、行動や感情のコントロールがうまくできずに、社会生活に困難が生じやすい状態を指しています。 これを神経発


日々修行255 規格外は“もったいない”

わかりにくい話をするときには、身近に感じていることを例としてあげることは通常のテクニックとして使われています。わかりにくいと感じることは、想像しにくいことが多くて、それが身近なことであったら想像しやすくなり、それが伝えたいことの理解につながっていくという考え方です。 発達障害という外見からはわかりにくく、しかも脳の機能が関係することであるので、その該当者が「すべての子どもの10人に1人」との


そこが知りたい57 発達障害児の割合の変化

発達障害は自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3タイプに大きく分けられています。 学習や生活の面で特別な教育的支援を必要とする児童生徒数について、文部科学省が2022年に実施した『通常の学級に在籍する特別な教育的支援を必要とする児童生徒に関する調査』の結果では、小中学生の約8.8%程度の割合で通常の学級に在籍している可能性を示しています。