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脂質異常症の基礎知識4 高中性脂肪血症の危険度
中性脂肪値と虚血性心疾患の死亡率の関係性を日本人とアメリカ人で比較すると、100mg/dlの危険度を基準の1としたとき、日本人では140mg/dlで2倍、180mg/dlで3倍、250mg/dlで5倍となります。 アメリカ人は250mg/dlでは1.7倍と日本人のほうが中性脂肪値が上昇したときの虚血性心疾患の危険度が非常に高くなっています。 虚血性心疾患は、心臓の筋肉(心筋)に血液を送
脂質異常症の基礎知識3 動脈硬化の危険因子
中性脂肪の数値が正常範囲を超えても、すぐに身体に悪影響が出るわけではありません。しかし、血液中の中性脂肪が増加した状態が長く続くと、動脈硬化のリスクが高まります。 血液中の中性脂肪が増えると、HDLが減り、その結果としてLDLが増えて、コレステロールが血管壁にたまりやすくなります。 動脈硬化になると血管の内壁が徐々に厚くなり、硬くなって弾力性が弱まり、血管の内側が狭くなっていきます。ま
脂質異常症の基礎知識2 中性脂肪が増える原因
健康な人の血液中の中性脂肪量は50~149mg/dlで、150mg/dl以上を超えると高中性脂肪血症と診断されます。 健康診断で中性脂肪値が高いことを指摘されると、脂肪が多く含まれる食品を減らして、食事で摂取する脂肪の量を減らすように心がける人が多いようです。 「脂肪が多いのだから脂肪を減らせばよい」という発想ですが、食事で摂る脂肪を控えれば、血液中の中性脂肪が単純に減るというわけでは
脂質異常症の基礎知識1 脂質異常症と中性脂肪
血液検査を受けて、中性脂肪の検査数値が高いことが指摘されるような状態になっても、これといった自覚症状はみられません。しかし、中性脂肪値が高いまま長期間放置しておくと、血管の老化が進み、動脈硬化から心疾患、脳血管疾患へと進んでいくことになりかねません。 心疾患という病名は「心」と「疾患」と書くため、心の病気、精神疾患と勘違いされることもあるのですが、心筋梗塞、狭心症などの心臓病のことを指してい
4月29日の記念日
「ナポリタンの日」カゴメが昭和生まれの日本の洋食のナポリタンから昭和の日に合わせて制定。 「歯肉ケアの日」「歯肉炎予防デー」花王が歯(4)肉(29)の語呂合わせで制定。 毎月29日:「ふくの日」(日本アクセス)、「クレープの日」(モンテール)、「Piknikの日」(森永乳業)、「肉の日」(都道府県食肉消費者対策協議会)
学びの伴歩12 発達障害の実態
発達障害は自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3タイプに大きく分けられています。 少子化が大きく進んでいる中、発現率が同様であれば発達障害がある子どもは減っていってもよいはずです。しかし、発達障害は増え続けています。発現数の確認は、発達障害者支援法が施行された2004年から積極的に実施されるようになりました。 この法律に基づいて文部科学
日々修行242 コンサルタントの危機管理
「困ったときに頼りにする人」というと、企業などの相談役から占い師まで、さまざまな専門家が存在していますが、責任を持って支援をしてくれる人となると、これまではコンサルタントが重視されてきました。 “これまでは”と書いたのは、コンサルタントへの信頼が揺らいでいる時代になっていると感じているからです。私への期待や依頼も70歳が近づくにつれて、だんだんとコンサルタントになってきて、70歳に達してから
学習特性サポート26 発達障害は非常に疲れやすいことの理解
発達障害の子どもは疲れやすく、これが発達障害の状態を悪化させることにつながっています。通常では自然に、無意識のうちにできることであっても、発達障害の子どもは環境に合わせるために心身をフル回転させて対応させていることがあります。 その疲労のために、学習がうまくいかないこともあります。過度な疲労や、疲労の蓄積を考慮して、発達支援に取り組むべきです。 発達障害の特性としてみられる感覚過敏は、
業苦楽16 業を煮やす“苦”は冷めにくい
業苦楽は、自業(自業自得の自業)のために苦しむ“自業苦”(じごく)と対比される言葉で、これは業苦楽(ごくらく)と読みます。これは浄土真宗の宗祖の親鸞聖人の書に出てくる含蓄のある言葉です。 業苦楽は自業苦を経験してこそ辿りつく心境であって、地獄が存在しない浄土真宗らしい表現ということができます。また、地獄が存在していないことから、地獄に相当するような苦しみの世界は生きている間に経験することで、
4月28日の記念日
「北海道よつ葉記念日」よつ葉乳業が、よ(4)つ(2)ば(8)の語呂合わせで制定。 「ドイツワインの日」日本ドイツワイン協会連合会がゴールデンウィーク(GW)をジャーマンウィーク(GW)にかけて「ゴールデンウィークにドイツワインを飲もう」とのアイデアから制定。 毎月28日:「にわとりの日」(日本養鶏協会)、「ニワトリの日」(都道府県食肉消費者対策協議会)