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発達栄養学71 早食いで特に太りやすいタイプがある

早食いをすると太りやすいのは、脳の満腹中枢が働くまでに10〜15分ほどかかり、その前に胃が膨らんで満腹感を得るまでに多くの量を食べてしまうからだと言われています。糖質(ご飯、麺類、パンなど)に含まれているブドウ糖を多く、しかも早く摂ることになり、血糖値が急上昇することでインスリンが多く分泌されます。インスリンには肝臓で脂肪合成を進める働きがあり、それが盛んになって、脂肪(中性脂肪)が多く合成される


健康のために1日に2ℓの水分を摂ろう

1日に摂取すべき飲料の量は1ℓとされていますが、これは通常の場合の平均的な量です。風邪をひいたときには、尿の量が多くなることを多くの人が体験していることと思いますが、発熱したり、身体を激しく動かしたりすると細胞の中で作り出される代謝水が多くなり、排泄される水分も多くなります。身体に炎症を起こしていたり、臓器が傷んでいるときにも細胞の再生が盛んになって、代謝水が多くなります。 排泄された分だけ飲料


学習障害70 異音異議語は面白い30

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“し”から始まる異音異義語の第5回です。 聖人「しょうにん」悟りを得た人、仏・菩薩。「せいじん」知徳が最もすぐれ万人が仰ぎ師表とすべき人。カトリックや東方正教会において殉教者や特に信仰と特にすぐれた信徒で教皇により列聖されたもの。清酒の異称。 上品「じょうひん」ひんのよいこと。品柄・品質のよいこと。「じょうほん」極楽浄土に往生する者


新型コロナウイルス感染で健康寿命が短くなるのか

新型コロナウイルスは飛沫感染、接触感染をするということで、三密回避が呼びかけられて、とにかく外出自粛が最優先で、商店街の中には壊滅状態になっているところもあります。商店街だけでなくて、地域の公民館も利用者が来なくて開店休業状態というところも少なくありません。 健康づくりといえばウォーキングをはじめとした外を歩くこと、健康について学ぶ講習に参加すること、健康診断を受けること、検査数値で引っかかった


発達栄養学70 就寝の1時間前のお菓子のリスク

糖質は胃の中で消化されるまでに2時間ほどかかります。お菓子に使われている砂糖はブドウ糖と果糖が1分子ずつ結びついているために消化されやすく、消化・吸収に15分ほどしかかかりません。就寝の1時間前にお菓子を食べると、血糖値が上昇したまま眠ることになります。3時のおやつの場合には、夕食の6時ころまでにはブドウ糖はエネルギー源として使われて、血糖値は安定した状態になっています。これと比べると寝る少し前の


体内の水分量はバランスが取れている

人間の身体から失われる水分は、個人差はあるものの1日に約2ℓ(リットル)とされています。その内訳は、尿として約1ℓ、汗や呼吸などで約0.9ℓ、便で約0.1ℓです。汗を多くかく季節には失われる水分量が多くなるのは当然のことです。 水分が出て行った分だけ補わなければいけないわけですが、1日に身体の中に取り入れられている水の平均は飲料から約1ℓ、食べ物から約0.7ℓ、代謝水として約0.3ℓで、こちらも


学習障害69 異音異議語は面白い29

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“し”から始まる異音異義語の第4回です。 出来「しゅったい」事件の起ること。物事のでき上がること。「でき」できること。できた状態。よくできていること。みのり。売買取引が成立すること。にわかにできあがったもの、なりあがり。 出店「しゅってん」店を出すこと。「でみせ」本店から分れた店。路上などに臨時に小屋掛けをして出した店。 取得「し


新型コロナウイルス感染者はワクチン接種しなくてよいのか

新型コロナウイルスに感染した人は、ワクチンに立ち向かう役割をする抗体ができます。抗体があれば、別の新型コロナウイルスに感染したとしても抗体が戦ってくれるので発症しないと説明されています。一方、新型コロナウイルスの感染防止のために接種するワクチンは、ウイルスと同じ状態で抗体を作らせることで感染を防止するものです。 ということは、新型コロナウイルスに感染した人はワクチンを接種しなくてもよいのかと考え


発達栄養学69 睡眠ホルモンを増やして熟睡する

熟睡することは成長ホルモンの分泌量を促進して、筋肉や骨を増やして成長させるとともに、脳を含めた全身の疲労を回復させる効果もあります。熟睡しているときには、自律神経の副交感神経の働きが盛んになっています。興奮をしている状態のときには、交感神経の働きが盛んになっていて、リラックス作用がある副交感神経が働きにくくなっていることから、寝つきが悪くなり、熟睡もしにくくなります。そのために睡眠時間は足りている


人間は水がなければ生きられない

身体にある60〜70%の水分のほとんどは細胞の中にあります。体内の水分の減少は、皮膚の老化などに現れやすくなっていますが、水分の減少が大きく起こっているのは外からは見えない細胞の中です。細胞の中では、さまざまな生化学反応が起こっています。例えば、エネルギー代謝、細胞の再生、免疫機能などがあげられますが、その生化学反応が盛んに行われることが生命の維持の基本となっています。 これらの生化学反応を起こ