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野菜の栄養成分が減ってしまった理由2
野菜の場合には、農薬や化学肥料が多く使われると、これらは野菜の中にも取り込まれていきます。植物は内部の有害物質が増えると、これをビタミンによって中和したり、破壊したりする作用があります。現在の野菜はビタミンが減っているというわけですが、農薬などには野菜の中にも残り、それを食べた人間の身体にも入ってきます。その農薬なども体内ではビタミン、ミネラルが使われて解毒されています。品種改良と土壌の変化による
学習障害24 小学4年生で覚える漢字
“読み書き算盤”という言葉があります。これは江戸時代の手習所や寺子屋で、学ぶ内容についてのキャッチフレーズとして使われていた言葉です。読むこと、書くこと、計算することの三要素ができれば社会生活には困らないということですが、学習障害では識字障害、書字障害、算数障害が、まさに三要素として障害が起こっていることになります。 漢字を充分に読んで理解することができないと、国語として文章問題を出されたときに
野菜の栄養成分が減ってしまった理由1
脂肪を細胞の中に取り込んだ後、燃焼させるためには複数のビタミンとミネラルが必要になります。植物に含まれるミネラルが減少しているだけでなく、ビタミンもまた減少しています。その理由ですが、一つは植物の問題で、もう一つは身体の問題によって起こっています。 野菜などは品種改良によって食べやすく、育ちやすくなってきましたが、改良のために苦味や渋みなどが減って甘みが増えた分、ビタミンが減る傾向があります。そ
発達栄養学24 咀嚼と栄養摂取の関係
咀嚼(そしゃく)は歯を使って噛んで食べることを一般には指しています。これが定義だとすると普通に食べていれば咀嚼をしたことになりそうですが、実際には咀嚼は、よく噛んで胃で消化されやすい状態にしてから飲み込むこととなっています。あまり噛まないまま飲み込むことは、咀嚼ではないということです。 3歳児は、しっかりと噛んで食べることを教えなくても10〜12回は噛んで、それから飲み込んでいます。幼児が食べる
案外と知られていない腸の役割と機能
腸の形や大きさはイメージしやすくても、機能については“栄養の吸収”ということはわかっていても、具体的なことはイメージできていないという人は少なくありません。腸の機能を理解するために、腸を植物の根にたとえて説明することにします。 植物は土から栄養成分と水分を吸収して成長していますが、その役割は根が担っています。根から吸い上げられた栄養成分と水分は茎を通って全体に運ばれ、花や実をつけるまで栄養成分が
学習障害23 小学3年生で覚える漢字
小学生になってから学ぶ漢字は、学年が上がっていくにつれて増えていきます。増えるといっても急に数が多くなるのではなくて、1年生が80字、2年生が160字だったのと比べて、3年生と4年生では200字ずつ、5年生では185字、6年生では181字と、それほど数が増えるわけではなりません。画数が増えて、いわゆる難しい漢字が増えていきます。中には中学生になっても正確に書くことができない漢字も出てくるようになり
腸は第2の脳でもあり肝臓でもある
「第2の◯◯」と呼ばれている器官や臓器は複数ありますが、その中でも腸が最も多く数え上げられています。「胃は消化、腸は吸収」と一般に機能分けして言われていますが、実際には腸の中でも消化は行われています。そこで腸は「第2の胃」とも呼ばれています。 腸の中に棲みついている腸内細菌は善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大きく分けて考えられています。そのうちの悪玉菌は、腸内で腐敗を進めて有害物質(毒素)を作り出して
記念日11月24日〜30日
広く健康に関わる記念日について紹介します。 11月24日 和食文化国民会議が、いい(11)に(2)ほんしょ(4)くの語呂合わせで「和食の日」と制定。クラシエ製薬が寒い季節は尿トラブルが増えることから啓発や治療を呼びかける目的で、いい(11)24(にょう)の語呂合わせで「いい尿の日」と制定。ヤマキが鰹節の使い方、上手なだしの取り方を多くの人に知ってもらうことを目的として、いい(11)ふし(24)の
発達栄養学23 食事に関係する五感以外の感覚過敏
発達障害の特性として現れやすい感覚過敏は五感(味覚、触覚、視覚、聴覚、嗅覚)に関するものが多くみられますが、五感とは関係がない感覚過敏もみられます。直接的には関係がないとしても、そのきっかけには五感を強く刺激され、それが記憶に残っていて、感覚過敏として現れるということも少なくありません。 五感以外の食事に関連する感覚過敏としては、以下のことがあげられます。 ・ストローを使う牛乳パックが嫌い
フルーツと腸内環境の深い関係2
腸内細菌の総数については100兆個から1000兆個まで諸説はあるものの、実際の腸内細菌の数は、どうであっても、腸内細菌の総数はほぼ決まっていて、善玉菌が増えると悪玉菌が減り、悪玉菌が増えると善玉菌が減っていきます。善玉菌は腸内を酸性傾向にしますが、悪玉菌は酸性の環境に弱く、アルカリ性の環境に強いので減っていくようになります。逆に、悪玉菌が増えてアルカリ性に傾くと、酸性傾向で増えやすい善玉菌は減って