いつまで経っても歳を取らない人という不老不死のような人は現実にはいなくても、アニメの世界では多数いて、サザエさんのお父さんの磯野波平さんが代表的な存在といえます。なにせ1年が過ぎても、また同じ年齢の設定のまま続けられているのですから。これはドラえもんでも、ちびまる子ちゃんでも同じことです。
波平さんの設定年齢は54歳で、漫画での連載が始まったばかりの1947年(終戦の2年後)の平均寿命は男性が50.06歳で、初めて50歳に達しました。平均寿命を4年も超えているので長生きのほうで、風貌(特に毛髪)も納得がいくところです。
同年の女性の平均寿命は54.96歳で、奥さんのフネさんは52歳の設定なので、平均まであと3年ほどとなっています。
1950年当時の定年は55歳でした。そのときの平均寿命は男性が59.57歳であったので、定年して5年もしないうちに亡くなるという状況でした。今のように65歳で定年となり、男性の平均寿命が81.49歳ということでは定年後に16年もある時代とは大きく異なっていたわけです。
波平さんと同じ54歳に2023年に達するのは1969年生まれで、福山雅治、吉田栄作、東幹久、槇原敬之、hyde、加藤浩次などで、波平さんと比較するのも無理と感じさせる方ばかりです。
フネさんと同じ52歳に2023年に達するのは1971年生まれで、高田万由子、酒井法子、藤原紀香、檀れい、松嶋尚美、大久保佳代子、光浦靖子、千秋と、おばあさん扱いされたら怒られるような方々ばかりです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)