日本メディカルダイエット支援機構の研究の中心はエネルギー代謝科学です。全身の細胞の中にあるエネルギー産生小器官のミトコンドリアでエネルギーが作り出されるという仕組みを、いかに効果的に働かせるか、ということが一つのテーマです。もう一つのテーマは、作り出されたエネルギーを使った健康づくりです。
この研究が進んでいるなら、「さぞかし研究をしている人は太っていることがなくて、健康なのだろう」と言われることがあります。メディカルダイエットというのは一般的なイメージのダイエットではなくて、生活習慣病対策を意味しているので、何もやせている必要はありません。やせることがダイエットではなくて、健康の維持と増進のために太る(筋肉も脂肪も必要なだけつける)こともダイエットという認識ではあるのですが、自分のことを例にするならBMIは20と、健康のために目指すべきとされるBMI22を下回った、まあ健康体といえます。
健康体が健康とは限らないわけですが、一つだけ(本当に一つ?)弱点があります。それは閃輝暗点が出ることで、何の前触れもなく視界のモザイクが現れて、よく見えなくなります。15分ほど我慢をしていれば治ってくるのですが、そのために運転免許証は加害者にならないために返納しました。クルマ社会の地方に移住したというのに。
仕事では執筆中に現れたときには単純に休めばよいのですが、講習の最中だと受講者に気づかれないように話をし続けるしかありません。そのために講習テキストは“読めばわかる”という内容にしてあります。
その講習の中でも、エネルギー代謝によって細胞の中で作り出されたエネルギーを使って健康維持をする方法として、代謝促進物質について説明をしています。「それなら脳の機能を正常に保つようにできるのではないか」と言われることがあるのですが、それができない理由があるのです。それについては次回に詳しく説明させてもらいます。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)