サプリメントと医薬品の相互作用の情報源

サプリメントは、素材同士の組み合わせによって有効性が高まることがあれば、逆に危険となる場合もあります。このようなことが起こるようになったのは、サプリメントの研究が大きく進んだことと関係しています。以前には、サプリメント素材を多めに摂っても医薬品と一緒に摂ったからといって「医薬品と医薬品」の組み合わせによる副作用のような組み合わせによる健康被害は起こりにくかったのですが、サプリメントの研究と加工法が急激に進歩して機能性の面では医薬品に大きく近づいたことから医薬品同士の副作用と同じような“相互作用”が起こるようになりました。つまり、「サプリメント×医薬品」の相互作用が起こることが確認されたということです。
サプリメント素材と医薬品成分の相互作用については、アメリカにおいて研究が大きく進み、『NaturalMedicine DataBase』(ナチュラルメディシン・データベース)がアメリカの国立健康研究所(NIH:National Institutes of Health)の委託事業によって発表され、英語圏の保険会社、医療機関、健康保険機関などによって活用されています。
世界版のデータベースには1600種類以上のサプリメント素材の機能性の評価と医薬品との相互作用などが掲載され、日本対応版は1200種類以上が掲載されています。日本対応版は一般社団法人日本健康食品・サプリメント情報センターによって情報発信されています。
それぞれのサプリメント素材に対応する医薬品の相互作用の情報は、「サプリメントプロ検定」の更新情報として提供しています。