肝臓には糖質(ブドウ糖)、たんぱく質(アミノ酸)のうち体内で使われなかったものを脂肪酸に合成する働きがあります。その働きを抑えることは血液中の中性脂肪が多すぎる人にとっては必要なものとなります。その素材はガルシニアと紅麹です。
合成された脂肪酸は結合して中性脂肪となり、脂肪細胞に運ばれて、エネルギー源として蓄積されます。身体を動かしたり、運動をするとアドレナリンの分泌によって分解が促進され、脂肪酸は血液中に放出されます。その働きを高める素材がキノコキトサン、コレウスフォルスコリ(フォースコリー)です。
アドレナリンを分泌させるのは興奮作用があるカプサイシンです。
血液中に放出された脂肪酸は全身の細胞に運ばれていきますが、特に多くの量が運ばれて盛んにエネルギー代謝されるのは筋肉細胞です。L‐カルニチンは脂肪酸と結びついてミトコンドリアの膜を通過する作用があります。L‐カルニチンは体内で合成されるものの、20歳をピークに合成量が減少していきます。年齢を重ねた人や、運動をして脂肪の代謝が盛んな人は摂取することが大切になります。
脂肪酸がミトコンドリアのTCA回路の中で代謝するときには、ビタミンB群(ビタミンB₁、ビタミンB₂、ビタミンB₆、ビタミンB₁₂)が必要となります。その中でもビタミンB₂は特に脂肪酸の代謝に作用することから、脂肪の摂取が多くなるとビタミンB₂が不足するようになります。そのため、代謝が低下することになります。
ビタミンB₁とビタミンB₂は体内で24時間ほど維持されるので、1日に1回だけ補給すればよいのですが、ビタミンB₆とビタミンB₁₂は12時間ほどしか保持されないので、1日に2回補給する必要があります。4種類のビタミンB群が含まれたサプリメントを摂る場合には、1日に2回の摂取を習慣づけることです。