サプリ概論90 ビタミンの摂取量19

ビタミンCは水溶性ビタミンで、多くの量を摂っても体内では長くは保持されないために、毎日摂る必要があります。コラーゲンやホルモンを作るのに必要で、鉄の吸収を高める作用があります。
1日に摂取すべき量については「日本人の食事摂取基準」(2020年版)に掲載されています。
ビタミンCの男性の推奨量は年齢によって異なります。
〔男性:ビタミンC推奨量〕
1〜2歳:40mg、3〜5歳:50mg、6〜7歳:60mg、8〜9歳:70mg、10〜11歳:85mg、12〜14歳:100mg、15〜17歳:100mg、18〜29歳:100mg、30〜49歳:100mg、50〜64歳:100mg、65〜74歳:100mg、75歳以上:100mg。
これに対して、女性の推奨量は以下のとおりです。
〔女性:ビタミンC推奨量〕
1〜2歳:40mg、3〜5歳:50mg、6〜7歳:60mg、8〜9歳:70mg、10〜11歳:85mg、12〜14歳:100mg、15〜17歳:100mg、18〜29歳:100mg、30〜49歳:100mg、50〜64歳:100mg、65〜74歳:100mg、75歳以上:100mg。
ビタミンCの推奨量は男女でまったく差はありません。吸収率(利用効率)は80〜90%ですが、摂取後90分から3時間でピークに達して、その後は急速に濃度が低下していきます。大量摂取による健康被害の報告はないことから、耐容上限量は定められていません。活性酸素を消去する抗酸化作用があり、早く抗酸化作用が発揮されることから、運動をする人は多めに摂ることがすすめられています。