セカンドステージ43 平均年齢50歳の時代

健康に関して日本の統計と国連の統計の数字が異なっているということは普通にあることですが、国連人口統計によると日本の平均年齢(2023年)は49.9歳となっています。

日本の平均年齢は国勢調査の結果(2022年)では47.7歳で、2年ほどの開きがあります。

現在から先の推計値を出しているのは国勢調査で、2036年に50.0歳になるとされています。これは男女平均で、すでに女性は現状で50歳に達しています。世界全体の平均年齢(2022年)は30.6歳なので、相当の開きがあります。

また、厚生労働省は2040年には平均年齢は50.4歳と推計しています。超高齢社会の急進によっては53歳になるとの予測もされています。

2025年には50〜60歳は生産年齢人口のうち大きな部分を占めているので、平均年齢の方々が数的にも日本を引っ張っていくことは充分に可能という状態です。ところが、2040年になると平均年齢は大きくは変わっていないのに、最も大きな人口の膨らみになっているのは前期高齢者です。

これは2040年には団塊ジュニア世代(1971〜1974年生まれ)の全員が65歳以上になって、高齢化率は約35%にもなります。また、全体の人口は2025年から約1100万人も減少するとみられています。

そのときの生産年齢人口(15〜64歳)は55%と推測されていて、しかも超高齢社会を支えるために生産年齢人口の20%が医療・介護で就労する時代になるとされています。

2040年というと以前は随分と先のような感覚もあったものですが、2025年からは15年先でしかありません。

今から15年先に50〜53歳というと、35〜38歳という次世代を背負っていく世代であり、高齢者を支える重要な世代でもあります。それだけに強い意志を持って、勉強も重ねていくことを期待されていますが、セカンドステージ連盟の若手中核メンバーは、ここに該当しています。
〔セカンドステージ連盟 小林正人〕