効果的なウォーキングを目指したツイン・ウォークは、自然の歩行を基本としています。そのため、ウォーキングの基本を再確認して、効果的なウォーキングテクニックを実践することが大切になります。
歩くことは生活の基本で、左右の足を交互に出すという循環運動は健常者なら誰もが行っていることですが、踵(かかと)から足底、拇趾(親指)に向かってスムーズな体重移動が行われていなかったり、左右が対称になっていない歩き方をしている人が少なくありません。正しい歩行動作の実践は運動で起こり得る、さまざまな障害の予防にもつながります。
ツイン・ウォーキングを行うに当たって、初めに意識したいのは体重を支えている足裏です。足裏の構造と機能は、人類が歩き続けることで現在の形となっていきました。その構造と機能を活かした歩き方をすることが、最も安全で健康的な歩き方となります。
足裏で、初めに接地する踵は肉厚で、衝撃を吸収して着地をスムーズにする役割を果たしています。土踏まずは足裏が着地するときの衝撃を和らげるために縦のアーチ状になっています。
拇指(親指)と第五指(小指)は全身の左右のバランスを取る役割をしています。拇指と第五指には、身体の前後左右の傾きをキャッチして、正常な姿勢に保つようにコントロールするために、その情報を脳に伝える働きをしています。また、この間には横のアーチがあり、キックや強い着地においてはショックを弱めるクッションの役目をしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕