ファスティング6 ダイエットとの深い関係の用語説明

ダイエットとの深い関係(ファスティング5)に関連する用語を説明します。

〔ダイエット〕
体調維持・改善のために食事の内容を制限することで、栄養管理の意味で使われる。一般には太りすぎを改善するための低エネルギー量の食事を指すことが多い。

〔リバウンド〕
跳ね返りを意味するreboundのことで、一般には体重が減ったあとに、元の体重に戻ることを指している。食事を減らすだけで運動をしないで体重が減ったときには体脂肪だけでなく筋肉の量も減っている。この状態で再び体脂肪が増えると、脂肪を代謝させる筋肉が減っているので、より太りやすく、やせにくい身体となっている。このことが正しい意味のリバウンドとされている。

〔代謝水〕
細胞の中でエネルギー源が代謝によってエネルギー物質を作り出すときに同時に発生する水分を指している。平常時では1日に約200mlが作られ、運動をした場合には250〜300mlに増加する。

〔腸内細菌〕
腸内に存在する細菌で、腸内には1000種類、1000兆個以上の腸内細菌が棲みついている。善玉菌、悪玉菌、日和見菌に大きく分けられる。人間に益を与える成分を産生するものは善玉菌、害を与える成分を産生するものは悪玉菌、腸内環境によって善玉菌の働きも悪玉菌の働きもするものが日和見菌と分類されている。

〔毒素〕
生体内で産生される有害物質で、体外から入ってきた有害物質は毒素とは呼ばれない。腸内細菌の悪玉菌が腐敗によって産生する毒素は大腸壁を刺激したのちに吸収されて血液中に入り、肝臓で多くが処理される。処理しきれなかったものは血液中に入り、全身の細胞に影響を与える。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕