ポストコロナ「四度目の正直」3

新型コロナウイルス感染症対策のワクチン接種は2回で終わることはないだろうと思われていましたが、接種からの期間が長くなるほど免疫が低下することがわかり、案の定、3回目の接種となりました。これが「三度目の正直」で、これ以上のワクチン接種をしなくても感染しない、重症化しないということであれ、副反応があっても受け入れるしかないという反応の人も多くなっています。
3回目の接種も国の負担で行われるのでよいとしても、また免疫が低下して従来の変異株にも対応できない、新たに強力な変異株が登場したらさらに対応できないということになって、「四度目の正直」の接種もあるかもしれないという不安を抱く人も少なくありません。別の不安として、今後も接種は無料なのか、ということもあります。
自前でお金を払うのが困るということではなくて、有料で接種するようなことになると、接種率が低くなって、そのために感染が拡大しやすくなるのではないか、という不安です。
「三度目の正直」は同じようなことをしていて、3回目は成功することを指していますが、これまでと同じコロナ対策をしていて、3回の接種だけで後の憂いがなくなるなら「四度目の正直」は必要のない言葉かもしれません。
しかし、どんなワクチンでも免疫が期間とともに低下してくるので、これまでと同じコロナ対策でよいわけはありません。これまでと同じ対策に加えて、他の対策を始めるべきで、何をすればよいのか、そこを今始めて、コロナ後に備えることが重要との認識です。
コロナ禍で健康度は国民的に低下してしまいました。外出自粛で歩く機会が減っただけでも健康度は大きく下がりました。これをコロナ後に一気に回復させていくことを考えると、2年にわたる行動の自粛は影響が大きすぎます。だからこそ、健康づくりを急ぎ、免疫の向上にも取り組むべきだということを伝えさせてもらっています。