ダイエットの元々の意味は「方針、戦略、戦術、戦法、作戦」で、そこから転じて正しい方針に基づいた生活をすることがダイエットとなり、正しい食事療法、正しい運動療法がダイエットとなったということを「メディカル×ダイエット1」で紹介しました。
一般的なイメージの痩身を掲げて、「ダイエットのためなら身体を壊しても(健康を外しても)いい」と言ったり、中には「ダイエットのためなら死んでもいい」などと極端すぎることを言い出す人までいます。その多くは若い女性ですが。
健康のために余分な体脂肪を減らしたり、運動をするのが“正しいダイエット”と認識するなら、無理をすることがあってはならないはずです。食べる量を大きく減らしたり、運動量を増やしすぎると身体に負担をかけて、結局は続かなくなって、それまでの努力が無駄にもなりかねません。
その無理のない方法が、求める結果につながるようにするためには身体のメカニズムに即した手段が必要で、その無駄のない方法はメディカルダイエットが目指すところです。
人間の身体は1日の太陽の動きに日照の変化に合わせ、気温の変化などに合わせて進化してきました。メディカルダイエットのメカニズムは、その身体の仕組みを応用しています。仕組みに合わないことをしようとするから無理もかかり、努力や苦労の割には結果が出ないということにもなります。
この遺伝によって形作られてきた身体の原理原則との調和が、健康づくりを成功させる一番の近道となります。その近道以上の楽な方法、優れた結果を求めても、これも無理であり、無駄ともなります。
「メディカルダイエット=医学研究に基づいた生活習慣」との認識をすることで、自分の身体や性格に合った方法が見つけられます。目標と方法の合致は、実際の食事や運動を実践以上に重要なことになるのです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕