健康アナリスト3 業界に嫌われる存在

健康分野の分析をして、それぞれの人が求める結果を提供することが健康アナリストの役割です。健康のために行動を起こそうとして、何をすればよいのかがわからない、やっていることが正しいのかわからない、ずっと続けてよいのかわからないという人には、それなりの分析情報を提供して、やり続けてもらいようにモチベーションを高める方法を伝えればよいことになります。

誰にも通用する全体的なことで済むという人であれば、それほど苦労をすることはありません。その求められている内容が医学的、科学的に判断するのが難しいことであっても、そのことを全部伝えるのではなく、その時々に応じて、実践できる方法を提供していくことで済む場合がほとんどです。

ところが、全体的なことでは対応できない人もいて、さらに本人が納得できることでないと気持ちを込めて打ち込んでもらえないということもあります。

こういったことまで求めてくる方は、健康に関わる業界での信頼感が薄い(信じていない!)ところがあって、本当のところを知りたがる傾向があります。正しい情報を正しく伝えるためには、業界の裏側、利用者(患者や消費者など)に知られてはいけないことも知って、これを個別に伝えていくことも必要になります。

そのような消費者、利用者のことを本気で考えて、無理なく無駄なく実践してもらうためには、業界が知られたくないことも突っ込んで調べることがあり、それをやるたびに業界から嫌われることにもなります。

それは何も今に始まったことではなくて、健康分野で調査、分析を進めていくと、いつでも突き当たることであり、そのたびに抵抗があり、調査や取材の邪魔をされるだけでなく、仕事そのものに手出しをされたこともあります。

抵抗勢力によって潰されそうになったことも、このまま進めたら命に危険があると感じたこともあります。

私が東京を離れて、縁がない岡山に移住したのは、そんな危険から逃れるためであったと噂されたことがあり、誰なのかという具体的な名前も上がったこともあります。それが外れてもいなかったことも、いくつかありました。

そんな中でも健康アナリストとして調査、分析を続けてくることができたのは、気概や覚悟があったというよりも、私のバックボーンを知ると手出しをしにくいということがあったからです。

知ることはできても、自分から伝えることはできにくいこともあり、それは東京にいたときにはメディア関係者に情報提供をして済ませることができていました。

この年齢になると(来年で昭和100年のうち70%を生きてきた)、命懸けで得た情報も、ネット検索の情報も同じように受け止められるようなところには、もう情報発信しないつもりですが、長年の情報収集と発信の経験を信じて付き合ってくれる方々には、どれだけ業界から嫌われても真実を伝えていく心づもりです。

本人は意気込んでいるものの、中には「そこは知りたかったけれど、そこまでは知りたくなかった」という方もいるので、求めに応じて提供していくことにしています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕