健康スポーツ17 インターバルウォーキング

ウォーキングはスポーツかどうかという議論は前から、そして今でも続いています。競わないスポーツである市民スポーツの国際市民スポーツ連盟に日本も所属していて、日本市民スポーツ連盟の活動の中心はウォーキングです。

日本市民スポーツ連盟と連携しているのは日本ウオーキング協会です。ウォーキングは一般名称で、ウオーキングは日本ウオーキング協会の固有名詞です。

何を競うかというと、それは時間です。一定の距離を同じ歩くという手法で、時間を競い、それを記録するというイベントもあるのですが、日本ウオーキング協会が記録するのは一定の距離を歩いたということだけで、出されるのも完歩証だけです。

これに対してスポーツとして実施されるウォーキングは、距離を定めて時間を記録していますが、時間を短くするために走ることは禁じられています。あくまで歩くことによる時間となるので、認められるのは早歩きです。

早歩きはスポーツと同じ身体機能の向上が認められています。走らないものの必死になって歩くスピードでは、ジョギング以上の消費エネルギー量となります。しかし、早歩きも慣れていない人が行うと、スポーツと同様、場合によってはスポーツ以上の負担がかかります。

そこで運動効果が高い早歩きと、普通歩行を繰り返す歩き方が行われ、この歩き方だと効果が高いまま、長く続けることができます。このような早歩き(速歩)と普通歩行を繰り返す方法はインターバルウォーキングと呼ばれています。

インターバルウォーキングは、歩行時間を定める場合と、定めない場合があります。ただ、歩くだけではなくて、歩いている途中で呼吸を整えないと実施できない吹き矢やボールの的当てなどを入れることによって、時間と点数を組み合わせる方法もあります。これはクロスカントリースキーと射撃を組み合わせたバイアスロンを参考にして考えられたものです。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕