健康デザイン64 身体年齢で変わるストレス対応

自分の身体の状態を年齢として割り出す身体年齢測定は、健康デザインの重要なパーツの運動や生活活動の内容や時間、強度を知るためにも実施しています。

身体年齢は身体の老化や機能の低下を反映するだけでなく、精神面での強さを年齢という指標を使って提示することも実施の目標としています。

ストレスは精神的なものと同時に、身体的な影響を受けやすく、本人が強い精神力の持ち主で、自分でも強い心を持ち続けようと意識していても、健康面で身体の問題を抱えていると、それが精神面にもトラブルを引き起こすことにもなります。

生活習慣病の発症を抑えるような健康的な生活は、精神面でも健康を保ち続けるために重要なことになります。その身体的な健康に最も大きな影響を与えているのは年齢だとされています。

その年齢は、以前は実年齢(暦の上での年齢)のことを指していましたが、身体年齢測定によって実年齢と身体年齢の差がわかるようになってからは、身体年齢による対応が重視されるようになりました。

ストレスについても身体年齢が関係していることから、身体年齢に合わせたストレス対応を講じることが必要だということがわかってきました。

ストレスの度合いは、各人の対応力、仕事や対人関係によって受ける強弱から判定が行われてきました。これを考慮に入れないということではなく、むしろ考慮に入れて、新たに身体年齢も加えて、新たな判定を行い、対応もしていくことが重要になってきているのです。

身体年齢測定によって判定された身体年齢は、単に筋肉の量や身体の機能を知るだけでなく、精神的な若さ、活力を知って、それに合わせた対応をしていくために活かされてこそ、実施する意味があるということです。
〔健康ジャーナリスト/日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕