健康リテラシー9 食事と運動の組み合わせ

食事と運動という健康づくりの基本は、別々に語られることもあるものの、両方を組み合わせることによって、その効果を高めることができます。その説明にも複数の根拠が示されていますが、私たちが研究するメディカルダイエットではエネルギー代謝を高めることを目的として食事と運動を組み合わせた実践をすすめています。

食事と運動の組み合わせというと、私たちのNPO法人(特定非営利活動法人)が日本メディカルダイエット支援機構という名称であることもあって、ダイエットについて発想されることが多くなっています。

それは体重や体脂肪の増減のことで、食事量が増えるか運動量が減れば太る、食事量が減るか運動量が増えればやせるといった単純な考えです。それは事実ではあっても、できることなら食事量を減らさずに好きなものを食べて、運動をするにしても無理がない範囲にしたいというのは多くの人が望むことです。

「それが可能であったら、もっとダイエットに、そして健康づくりに取り組む人が多いのに」と言われることも多く、それを可能にしたのがメディカルダイエットの食事と運動のタイミングです。

このタイミングの効果を高めるためには、食事でいうとエネルギー代謝を高めるための栄養素の摂取であり、運動でいうとエネルギー代謝を進めるために必要な酸素摂取量を増やす有酸素運動です。

詳しい内容については徐々に説明させてもらいますが、これはメディカルダイエットに関する資格認定講習の中心テーマであり、この食事と運動の組み合わせを知ることで、健康リテラシーの向上につながっています。そのモチベーションは、無理なく、無駄なく続けられる健康法があることに気づくことによって高まります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕