健康寿命延伸のための提言12 要点7感染症

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その要点を掲載します。
〔感染症〕
◎肝炎ウイルスやピロリ菌の感染検査を受ける。
*肝炎ウイルス感染は肝がんの最大のリスク要因です。
*ピロリ菌は日本人の胃がんの最大のリスク要因です。
*ヒトパピローマウイルスは子宮頸がんの最大のリスク要因です。
*成人T細胞白血球/リンパ腫はHTLV−1というウイルス感染が原因で発症する白血球です。
◎インフルエンザ、肺炎球菌、帯状疱疹を予防する。
*高齢者では、インフルエンザ、肺炎球菌、帯状疱疹のワクチン摂取により、予防が期待されます。