健康寿命延伸のための提言13 要点8健診・検診の受診と口腔ケア

国立高度専門医療研究センター6機関(国立がん研究センター、国立循環器病研究センター、国立精神・神経医療研究センター、国立国際医療研究センター、国立成育医療研究センター、国立長寿医療研究センター)が連携して、研究成果として「疾患横断的エビデンスに基づく健康寿命延伸のための提言(第一次)」を公開しています。その要点を掲載します。
〔健診・検診の受診と口腔ケア〕
◎定期的に健診を、適切に検診を受診する。
*定期的に健診を受けることにより、メタボリックシンドロームや循環器病の発症を防ぐことが期待できます。
*科学的根拠に基づいたがん検診を、がん予防重点健康教育及びがん検診実施のための指針(厚生労働省)で示された方法で受けることが推奨されています。
◎口腔内を健康に保つ。
*歯周病があると、糖尿病のリスクが増加します。また、口腔内を健康に保つことにより、循環器病を予防する可能性があります。
*口腔ケアに注意して、咀嚼力を維持することにより、サルコペニアおよび軽度認知障害のリスクが低下する傾向があります。
*妊娠中に口腔内を健康に保つことにより、早産のリスクを下げる可能性があります。