健康情報111 ヨーグルトの継続摂取が小学校児童の風邪様症状や体調に与える影響

明治と東京都八王子市教育委員会は、OLL1073R-1株とOLS3059株で発酵させたヨーグルトの継続摂取が小学校児童の風邪様症状と体調に与える影響に関する研究成果を発表しました。

明治研究本部が所在する八王子市は市民の健康づくりに積極的に取り組んでおり、ヨーグルトの健康効果が知られていることから、調査が実施されました。

八王子市内の6校の小学校に通う児童を対象に、ヨーグルトを112g/日(登校日のみ)、8週間摂取してもらいました。主要評価項目は風邪様症状による欠席者数、副次評価項目は累積欠席日数と体調アンケートです。

解析対象となる児童は6校合計で2179名でした。ヨーグルト摂取では非摂取と比較して、風邪様症状による欠席者数には差がなかったものの、解析対象者全員の累積欠席日数は有意に減少しました。

さらに風邪様症状を理由とした欠席者を対象としてサブグループ解析を実施したところ、ヨーグルト摂取では非摂取に比較して平均欠席日数が有意に減少し、また3日以上欠席した児童数が有意に減少しました。

体調アンケートでは、ヨーグルト摂取で風邪様症状や睡眠、学習意欲が非摂取に比べて有意に改善されました。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕