健康食品の法規制19 文字校正と指導の関係

健康食品や食品の広告、ホームページ、チラシなどの内容は、正しいことを伝えるのが目的であるだけに、文字に間違いがあってはいけないことです。間違いがあってはいけないといっても、しっかりと見て、確認をしないと変換ミス、打ち込みミス、思い間違いによる間違いを犯しかねません。

健康食品の広告などの文言は、正しいものであれば、その会社も信頼に値すると思われますが、単純な校正ミス、変換ミスがあると、それを見逃すようなレベルの会社だと見なされることにもなります。そんなミスを犯すような会社は、内情もしっかりとはしていないので、しっかりと見張ってやろう、指導してやろうという気にもなります。

健康食品の広告や表示も、しっかりとしていない可能性があるので、ちゃんと確認して、間違いがないように指導してやろうという気持ちにもなります。健康食品の広告規制というと、取り締まられる側にしてみると、嫌がらせのように感じるかもしれませんが、実際には“親切心”でやっていることもあります。

文字の間違いがある、校正が不十分ということがあると、ちゃんと指導してやらなければならないということで、取り締まりが厳しくなる傾向があります。これは想像の世界のことではなくて、実際に同じ法規違反があったときに、校正ミスがあった表示をした会社のほうが厳しく取り締まられることが起こっています。

そのような間違いを犯す会社は、他の重要なことも間違える可能性が高いということが考えられることがあって、どうしても厳しい目線で見られてしまうことがあります。だからこそ、文字の間違いがないように、しっかりと確認してから広告や情報にアップすることが大切になるのです。
〔健康情報流通コンサルタント 小林正人〕