免疫強化に関わる健康食品とメディカルダイエット2

免疫強化の健康食品の第2弾です。免疫細胞の白血球とリンパ球の働きを強化する成分を与えて、免疫力を強化することができるようになります。摂取タイミングですが、食べた物に影響されずに吸収性を高めるため、空腹時に摂るのが原則となります。
タベブイア・アベラネダエはアマゾン原産のノウゼンカズラ科の樹木の内部樹皮で、タヒボ、イペ、パウダルコとも呼ばれます。免疫細胞のマクロファージを活性化させ、免疫を高め、がんの新生血管形成を阻害する働きがあります。特有成分のナイト・フラン・ディオン(NFD)には正常細胞のがん化抑制、がん細胞の増殖抑制の作用のほか、血糖値の上昇抑制、特有成分のパウロニンによる抗炎症・抗酸化作用も認められています。
田七人参は中国南西部原産のウコギ科の多年草で、コブのある丸い根が生薬に用いられます。田三七、三七人参とも呼ばれています。免疫向上作用の他に、中国では血流促進作用と止血作用がある生薬として使われ、肝機能向上の漢方薬の主成分となっています。ジンセノサイドなどのサポニン、特有のデンシチンや田七ケトンには、血管を弛緩させ、血流促進、血圧降下、肝機能向上、止血などの作用があります。
冬虫夏草は冬を地中で越す昆虫の幼虫やサナギに胞子が寄生し、夏に子実体が地上に生えるキノコです。漢方で生薬に使われる冬虫夏草はコウモリガの幼虫に寄生したキノコで、中国四川省の高地、チベット高原などで収穫されます。動物性の成分を栄養源としている他にない特徴から、コルジセピン、ウラシル、ウリジン、アミノプリン、エルゴステリンなどの特有の活性物質によって、免疫強化、疲労回復、心肺機能の強化などの作用があります。
プロポリスはミツバチが樹木から集めた樹脂とミツバチの分泌物の酵素が合成されたハチヤニと呼ばれるワックス状の物質で、巣の出入口や隙間などに塗ることによって雑菌やバクテリアなどから巣を防御しています。プロポリスは3万~5万匹のミツバチの巣箱から、年間わずか40~60gしか採取できません。プロポリスの名称は、ギリシャ語のpro(前の)とpolis(都市)が合体した言葉で、巣を都市に見立てて、その前を守る物質という意味です。東ヨーロッパ諸国では古くから抗菌・消炎・鎮痛作用があることから、天然の抗生物質と呼ばれて、民間療法として広く使われてきました。色素成分のフラボノイドが豊富に含まれ、免疫を高める作用とともに、毛細血管を強化して血流を促進する作用があり、抗炎症作用、鎮痛作用、抗真菌(カビ)作用、抗腫瘍作用、抗ウイルス作用、抗酸化作用、肝臓保護作用、抗糖尿病作用、放射線防御作用、抗喘息作用、毛細血管強化作用、抗アレルギー性、細胞活性作用、精神安定作用などが認められています。
マイタケはサルノコシカケ科のキノコで、クリやナラ、シイなどの広葉樹の根株に発生します。多糖類のβ‐グルカンは免疫細胞を活性化させて免疫を強化し、特有成分のX‐フラクションには肝臓でコレステロールを合成する酵素の働きがあることからLDLコレステロール値降下のほか、血糖値降下、中性脂肪値降下、血圧調整などの作用があります。