「いっしんいったい」と文字を打ち込んでパソコンの変換キーを叩くと「一進一退」と変換されるのは当たり前のことですが、「いっしん」と「いったい」と切り離して打つと、これまでに変換した言葉が優先されて出てきます。それが「一心」と「一体」でした。これはコロナ後の健康づくりを考えるテーマになりそうだと感じて、パソコンに向かっています。
「一心」というのは、“混じり気のない、ただ一つの思い”という意味や“心が通じ合って一つになること”、“本当の気持ち”という意味となります。「一体」のほうは“一つの体”という意味のほかに“一つにまとまっていて分離できないもの”という意味があって、今回の「一心一体」と組み合わせて使うときには後者の意味がふさわしく感じます。
「一進一退」のように進んだり、後戻りしたりというのは日本のコロナ対策を表した四字熟語に思えてしまうところですが、緊張感を高めて取り組み、それを解放するように緊張感を緩める、緊張感なしに行動するということでは、新型コロナウイルス感染症に限らず、他の感染症が広まってきたときにも対応できないことになります。
ここは住民が心を一つにして、まとまって行動すべきであるとの考えをもって、健康づくりにも取り組んでいきたいと思っています。とはいえ、感染リスクが高いときには集団行動は自粛しなければいけないのが今の風潮なので、密にならなければ実施できない健康づくりは後回しにして、それと同じ効果が得られる個人や家族でもできる健康づくりから始めるようにしたいものです。
ということで、集団でのウォーキング大会は先延ばしにして(というよりもイベントは先延ばしにされていますが)、あまり人に出会わないコースを探して1日に8000歩、そのうちの20分間は早歩きという高齢者の健康づくりによいとされるウォーキングから始めることをすすめています。