学びの伴歩1 「伴歩」の読み方

「学びの伴歩」のタイトルで連載コラムを始めるに当たって初めに考えたことは「伴歩」の読み方でした。「伴歩」の発想から書いていくと、これは伴走の走ることを「歩く」「歩み」に変えて、ゆっくりと着実に進んでいくという意味合いを持たせることでした。

「伴」の読み方は「ばん」と「はん」があります。伴侶や同伴では「はん」と読みますが、元の考えは一緒に寄り添って走る伴走からきているので、すぐに「ばん」に落ち着きました。「歩」は歩くという意味だけなら、歩行や徒歩の読み方の「ほ」でもよいかもしれないものの、ただ歩くというのでなくて、初めの一歩、進歩、独立独歩といった言葉の「歩」の言い合いもあります。

そこで伴歩は「ばんぽ」という読み方に統一することにしました。

このほかに歩合や歩留まり、歩が悪いのように歩は「ぶ」と読むことがあっても、この意味合いは特には意識していないので、初めから議論に加えることはありませんでした。

「伴」は人偏に半と書くことから、「半人前」ではないかと言われることもあるものの、「ともなう」「つれ」といった意味合いがあります。半は二つに分けられることを指していて、別れていた(半分)もの(人)が一つになることを意味するのが「伴」です。

「歩」は止と少の組み合わせとのことで、止まることを少なくするのが「歩」に込められていると説明されることがあります。これは当て付けのようなもので、旧字体では右側の「ヽ」はなかったのですが、新字体になるときに字のバランスから付けられたもので、「少」とは関係がありません。

伴歩には、一緒になって進んでいくという意味合いがあり、それを掲げて学びの活動に取り組んでいきたいという思いが込められています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕