学びの伴歩3 一緒に歩く人の意識

前回に続いて、また歩く伴歩(ばんぽ)からの始まりです。

この連載コラムを書いている私は、岡山に移住して8年ほどになりますが、東京にいたときには“歩くことが仕事”でした。私は日本メディカルダイエット支援機構の理事長も務めていて、多くの人が取り組みやすい運動としてウォーキング団体の事業活動のサポートをしてきました。

歩くというのは簡単に思えても、身体の状態、希望する健康状態などによって的確な歩行法が違ってきます。誤った歩き方をしているために、かえって健康を害するということは、よくあることでした。

正しいウォーキング法を学んでいたとしても、道の状態、その日の気象条件によって変化させないと、これも健康的な歩き方とは言えない状況も、よくあることでした。

こういったことを改善する意味もあって、ウォーキングの指導者養成が各地で始まり、日本ウオーキング協会の健康ウオーキング指導者の養成に加わりました。(「ウォーキング」は一般名称、「ウオーキング」は日本ウオーキング協会の固有名称)

いわば指導者の指導役です。歩き方や歩行中の注意点が中心だった養成講習に、私が付け加えたのは歩いている人の表情や歩き方の変化に気づいて、それぞれの人に適した歩き方をアドバイスすることで、ただ横を一緒に歩いて、励ましの言葉を投げかけるのは「伴歩ではない」と言っていました。

今から20年以上前から伴歩を使っていましたが、一緒に歩く人の個別の伴歩のためにサポートの体制を作り、それを維持していく大きくサポートも伴歩として重要になることです。

ただ、健康ウオーキング指導者の養成講習では一つだけ悔いが残ることがありました。それはウォーキングの健康効果に期待して参加する生活習慣病の改善への期待に応じられていないことでした。

そこから転じて、学ぶことを応援する「学びの伴歩」では、学びたいと希望する人を理解して寄り添っていける気持ちと器量が重要で、そのための体制と伴歩の仕組みを作ることが重要だということを伝えようとしています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕