学びのための伴歩(ばんぽ)を掲げた活動は、岡山から始めます。
その理由の一つは、私が岡山市に住んでいることであるのは間違いないことですが、それだけではありません。
岡山市には、全国最大規模の岡山自主夜間中学校があり、専用の教室を持って活動しています。その活動のテーマは「学ぶことは生きること」であり、「誰一人置き去りにしない教育」に取り組んでいます。
学びの対象は事情によって中学校の課程が修められなかった人で、年齢も国籍も問わず、夕方から週3回、生徒と講師によるマンツーマン授業が行われています。
その運営団体の一般社団法人基礎教育保障研究所は、生徒の授業料も資料なども無料を貫いていて、講師もボランティアで個別授業を担当しています。
世間にはボランティアといっても、実際は有料ボランティアが存在していて、実費や交通費以上の謝礼を受け取る仕組みもあります。
これに対して岡山自主夜間中学校の場合は、“逆有料ボランティア”と呼びたくなるような活動、つまり実費も交通費も各自が負担で、さらに寄付まで行っています。その活動は2017年から変わることなく続いています。
学びの場を維持して、その運営にも関わることによって、講師として教える方々も対象者(生徒)の特性を知って、的確に対応していくために“学ぶこと”が必要になります。
教えると同時に学ぶことは、学びの困難さがある方々に寄り添う気持ちの表れであり、これは伴歩を継続的に進めていくための必要不可欠な要素であると認識しています。
岡山自主夜間中学校との付き合いは、毎週土曜日に実施される特別授業(一斉授業)の講師として栄養学について生徒と講師ボランティア、スタッフに話をさせてもらったことから始まりました。
そこから「学びの伴歩」につながる過程については、次回(学びの伴歩5)から説明させてもらいます。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕