岡山自主夜間中学校で特別授業として栄養学講習を担当することになったのは2025年1月からのことで、毎月1回(土曜日)ということで、今回で4回目です。
栄養学講習のテキストを作って、初回の授業に備えていたところ、特別授業は生徒と講師ボランティア、それにスタッフや見学者も加わるということで、講習テキストではなく、プリント(2〜3枚)にすることにしました。
対象者は生徒だけでも、中学生から最高年齢は82歳まで、また海外の方もいて、漢字が読めない人もいます。講師をされる人は大学生からベテランの専門家(教師経験者や医学系の専門家など)もいて、求めるレベルや内容は大きな差があります。
さらに授業時間は45分間で、全員が同じ理解をするのは難しいという状況でのスタートでした。2回目以降に参加した人は全員が前の話を聞いているわけではなくて、回数が重なると聞いたことがある話にも違いが出てきます。
これでは理解して、健康に役立ててほしいと願っても、なかなか通じないであろうことから、話した内容を講習テキストの形にして作成することにしました。このテキストは講師向けの内容にしてあって、これを読んでもらえれば理解をして、生徒の疑問や質問に答えることにも使えるとの思いがあります。
講師の方々が応えきれないことがあったら、それは事務局を通じて、私が返答していくということを目指してのことです。
特別講習は、わかりやすくも専門的な話や見解、経験などを交えて話をさせてもらっていますが、講習内容についての質問だけでなく、キーワードに対して詳しいことを知りたいというリクエストもあります。
これは今のところは講師の方々からの要望で、中には私よりも健康関係に詳しい方もおいでですが、できれば生徒にも伝えてほしい、他にも伝えるために使ってほしいとの思いもあって、“読めばわかるテキスト”にしています。
これを続けることによって講習テキストとサブテキストが積み重なっていって、いつしか自主夜間中学校のオリジナルのテキストが残せるのではないかと考えもあって、講習内容を考えています。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕