学習支援57 学習障害の特徴

学習障害は、話すことや理解することは普通にできるものの、読む、書く、計算することについては極端に苦手とすることがあり、努力をしているのに結果が出ないことに強い困難さを抱えています。これには読む、書く、計算するといったことが単独に現れる場合と複数が現れる場合があります。読むことが苦手であることから書くことが難しくなり、通常の計算はできるものの文章題が理解できないことも多くみられます。
学習障害の特徴の一つに、視覚情報処理に異常があり、文字が二重に見える、にじむ、ぼやける、左右が逆転する、文字が動いて見えるといったことがあります。これは本人以外にはわからないことであり、通常の状態で見えていないことから読むことにも強い困難さがあり、それが書く、計算するといったことに大きな影響を与えています。
視覚情報処理の異常の状態が軽い場合には、本人も気づいていない場合があり、誰にも相談できないまま悩んでいることもあります。そういった状況があることを理解して、子どもの反応から視覚情報処理の異常について注意することが必要となります。
学習障害は苦手な部分が注目されがちですが、得意な部分は必ずあり、その得意な部分を積極的に使って学習ができるように、情報を理解し、表現ができるように文字を大きくして行間を空ける、読みやすい文字を使う、タブレットのソフトを活用するといった工夫もしていきます。
苦手な部分については、課題の量や質を適切に加減する、回答に対して柔軟な評価をすることも学習障害への対応として求められます。
発達障害の特徴に対応した学習を実施するには、弱点をカバーするだけでなく、もっと学びたい、もっと答えられるようになりたいというモチベーションを高めることが重要となります。そのための支援を実施するためには、意欲を持たせ、熟成させていくために子どもの心理を知り、それぞれに合わせていくための基本となる情報を得ることが大切となるのです。