学習特性サポート1 学習障害が最も多い

発達障害は、自閉症スペクトラム障害(ASD)、注意欠陥・多動性障害(ADHD)、学習障害(LD)の3つに大きく分類されています。

自閉症スペクトラム障害、注意欠陥・多動性障害、学習障害のうち最も多いのは何かという調査結果はあるのですが、学習障害は3つの分類のうちの1つの学習障害にだけ発現するものではありません。

自閉症スペクトラム障害でも、注意欠陥・多動性障害でも、その特性が学習面にも影響することが多く、複合的に生じていることを見ると、学習障害が最も多くみられます。

発達障害は、いまだに社会的に充分に理解・認識されているとは言えないとしても、以前に比べたら随分と知られるようになってきました。そのこともあって、自閉症スペクトラム障害も注意欠陥・多動性障害も特性を認め、その特性を活かすことが考えられるようになってきました。

これは学校だけでなく、会社などの組織でも、特性を認めた配慮が行われ、特性を活かした仕事の割り振りが行われるようになってきました。

発達障害がある人を活かすことは、IT業界では随分と進んできていて、野村総合研究所は人材を的確に活用しないことによる経済的な損失を訴える調査結果を発表しています。その調査結果で対象となっているのは自閉症スペクトラム障害と注意欠陥・多動性障害で、これに学習障害は含まれていません。

学習障害が最も多い時代に、それは充分に対応ができていないということですが、それは学習障害の理解が充分ではないことを示す結果となっています。

学習障害は、知的な障害がなくて、学習に影響が出ている特性であり、学習障害があっても学び、働くことができる時代に近づけるためには、もっと学習障害についての理解を進めることと、実態を知って解決法を考えていくことが重要になります。

その考えのもとに、学習特性のサポートについて書き進めていくことにします。
〔セカンドステージ連盟 理事長:小林正人〕