同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、あ行の“あ”から始まる異音異義語の第3回です。
朝日「あさひ」朝昇る太陽。朝方の日。「ちょうにち」朝鮮と日本。
飛鳥「あすか」奈良盆地南部の一地方。畝傍山および天香具山付近以南の飛鳥川流域の小盆地。「ひちょう」空を飛びかける鳥。
彼方「あちら」自分や相手から遠い所を指す時の方向。あちらの方向にあるもの。「あなた」自分や相手から遠い所。ある所からむこう。「かなた」遠くはなれた方。
跡見「あとみ」茶会のあと別の客が茶の道具を拝見する茶会。「とみ」狩のときに鳥獣の通った跡を見て居所を考えること。
海士「あま」能の一。上方舞の一。「かいし」海上自衛官の最下位の階級。
天草「あまくさ」地名の一。「てんぐさ」紅藻類の海藻。
甘味「あまみ」甘いこと。甘い味のもの。「かんみ」甘い味。うまい食物。物事のおもしろさ。
雨水「あまみず」雨の水。天水。雨が降って地面に溜ったもの。「うすい」あまみず。二十四節気の一。
菖蒲「あやめ」アヤメ科の多年草。ショウブの古称。蛇の異名。「しょうぶ」サトイモ科の多年生草木。
新手「あらて」まだ戦わない元気のよい軍勢。新たに仲間に加わった人。新しい手段。「しんて」新しい方法・手段。
鞍馬「あんば」くらをおいた馬。男子体操競技の一。「くらま」京都市左京区にある地名。