学習障害59 異音異議語は面白い19

同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、か行の“き”から始まる異音異義語の第4回です。
清水「きよみず」清い水。京都市東山区五条坂の上、清水寺付近の地。「しみず」わき出る清い水。静岡県中央部の静岡市清水区の一部。
切金「きりかね」金・銀・銅・錫の箔または薄板を線状または三角・四角などに細かく切り貼付して種々の文様を施す技法。「きりがね」民間で金を種々の形に鋳造しておいて所要に応じて切り秤にかけて使用した貨幣。「きりきん」江戸時代に借金を弁済するために一定期間に分割して返させる方法。
切戸「きりど」扉や塀などの一部を切りこんでつくった小さな出入口、くぐり戸。「きれと」山稜がV字型に深く切れ込んで低くなっている所。
切羽「きりは」トンネル工事または鉱石・石炭などを採掘する坑内作業の現場。「せっぱ」刀の鍔の表裏・柄と鞘とに当たる部分に添える板金。
木綿「きわた」パンヤ科の落葉高木。「もめん」ワタの種子についている白くてやわらかな綿毛。木綿糸の略。木綿織の略。
金玉「きんぎょく」黄金と玉、得がたくて珍重し賞美すべきもの。「きんたま」睾丸の俗称。「きんだま」金色のボール。福引きの大当たりの玉。
金星「きんせい」太陽系の惑星の一。「きんぼし」相撲で平幕の力士が横綱を負かしたときの勝ち星、殊勲の意。
公達「きんだち」諸王または王家の一族。摂家・清華など貴族の子息の称。「こうたつ」政府からの通知。
筋肉「きんにく」動物の運動をつかさどる組織。「すじにく」牛・豚などの筋が集まっている部分の肉。