同じ漢字で発音が違う異音異義語を紹介しています。今回は、さ行の“せ”から始まる異音異義語の第2回、“そ”から始まる異音異義語の第1回です。
背筋「せすじ」背骨の外側の長く縦に凹んだ部分。衣服の背骨にあたる部分の縫目。「はいきん」背中の筋肉の総称。
接手「せっしゅ」手にうけとること。「つぎて」家督、家業。順序。物と物とを継ぎ合せたところ。酒などをつぐ者。
雪山「せっせん」ヒマラヤ山脈の異称。「ゆきやま」雪の降り積もっている山。雪を高く山のように積み重ねたもの。
先勝「せんかち」暦注の六輝の一。「せんしょう」数回にわたる試合で先に勝つこと。
千五百「せんごひゃく」1500。「ちいお、ちいほ」数が非常に多いこと、数限りないこと。
前々「ぜんぜん」現在より二つ前。以前。「まえまえ」ずっと以前。
千代「せんだい」一千年。「ちよ」千年、非常に長い年月。
千万「せんばん」数量のきわめて多いこと。状態のさまざまなさま。程度の甚だしいこと。万一。「せんまん」万の千倍、非常に大きい数。
前方「ぜんぽう」前面の方、前の方。前が四角であること。「まえかた」その時より以前。旧式、時代おくれ。初心。ひかえ目であること。
前頭「ぜんとう」頭の前面。「まえがしら」相撲で小結の次位で十両の上にある位の称。
造作「ぞうさ」造ること。技巧、装飾。手間や費用がかかること。もてなし。「ぞうさく」つくること、家を建てること。建築内部の仕上材・取付物の総称。顔のつくり、目鼻立ち。

