抗酸化酵素のSOD、グルタチオンペルオキシターゼ、カタラーゼは、タンパク質のほかに亜鉛、マグネシウム、銅、マンガン、セレン、鉄といったミネラルから構成されています。
これらのミネラルは、酵素を働かせる補酵素としての役割をしています。
その働きが低下している場合には、これらのミネラルが含まれている食品を補給することで、ある程度は高めることはできます。
しかし、現在のように活性酸素が多量に発生する環境では、食事から充分に補給するのは難しくなっています。
しかも食べ物に含まれるミネラルの量は品種改良や促成栽培、栽培環境の悪化などによって低下しています。
動物も植物も内部に入ってきた有害物質を分解するためにミネラルが使われています。
そのために、農薬や食品添加物、薬剤などが多くなるほど、ミネラルが減っていきます。ミネラルが充分に確保しにくい状況であるだけに、食品だけでは補給できにくくなっています。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕