ダイエットは、体脂肪を減らすにしても、筋肉を増やすにしても、脂肪の摂取量を減らすことを考える人が多いかと思います。現在よりも太りたいという考える人でも、ただ体脂肪を増やせばよいということではなくて、体脂肪の量は変えずに筋肉をつけたいという願いを抱くことが多くなっています。
そのため、脂肪の摂取量を増やすことを考えるのではなくて、脂肪の摂取をそのままにして、筋肉を増やすために必要となるたんぱく質を多めに摂ることになります。たんぱく質が多く含まれる食品といえば、肉、魚、卵、牛乳・乳製品、大豆・大豆製品があげられます。これらのたんぱく源は、必須アミノ酸のバランスが取れている“良質なたんぱく質”で、このうちのどれかを食べていれば、筋肉を増やすための栄養源となります。
どれでもよいと言われても、肉を選ぶことが多く、それは魚に比べて肉のほうが1食分の価格が安いというだけではなくて、料理のパターンも多く、手軽に作ることができることもあげられます。
筋肉を増やす健康な身体づくりのための食品としても、私たちは肉をすすめています。肉といっても、飽和脂肪酸が多い牛肉、牛肉の次に飽和脂肪酸が多いものの不飽和脂肪酸も含まれる豚肉、飽和脂肪酸が少なめで摂取エネルギー量も少なめの鶏肉もあります。この中で、あえてすすめるようにしているのは豚肉です。筋肉を増やすには鶏肉の中でもササミがよいとされていますが、あえて豚肉としているのは、適度に脂肪が含まれているからです。
脂肪はエネルギー量が高く(糖質とたんぱく質の2.25倍)、同じ活動をしても細胞の中で作り出されるエネルギー量が多くなっています。このエネルギーを使って、細胞の生化学反応を起こして、筋肉細胞(筋繊維)を増やそうとしています。筋肉が増えるためにはエネルギーが必要なのです。そのエネルギー源と、たんぱく質の両方を摂れるということで、適度な脂肪が含まれる食品をすすめているのです。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)