歩くのは単なる移動手段という考えがある一方で、有効な運動という考えもあります。有酸素運動のうち最も簡単にできるのはウォーキングで、歩き方を変えることで体脂肪を減らすことも、筋肉を増やすこともできます。筋肉を増やすのは無酸素運動で、脂肪を減らすのは有酸素運動というのが一般的な認識ですが、ウォーキングは有酸素運動なのに筋肉を増やす効果があるのです。
ウォーキングは有効な運動であるといっても、正しい姿勢で歩かないと、健康面でマイナスにもなりかねません。基本的な歩行法は左右の足を同じ歩幅で踏み出すということになるかと思いますが、歩いている人の歩幅に注目すると右と左で歩幅が違う人は案外と多くなっています。
腕を左右ともに均等に振ることで足も均等に振り出されると考えがちですが、腕の振り幅が左右で違っている人もいます。そういった人の多くが、骨盤に傾きがあります。骨盤はまっすぐな状態であるように思えても、左右で高さが違うことがあります。骨盤が下がっている方には足のショックが強くかかります。そのために左右の着地が違い、それが歩幅にも影響を与えています。
骨盤は左右だけでなく、前後の傾きもあって、前に出ている側は歩幅を広げやすくても、後ろ側は前に出にくくなります。
骨盤が左右で高さが違うと、上半身のバランスを取るために肩の位置が傾いてきます。下がっている側の腕は前後に振りやすくても、上がっている側の腕は振りにくくなります。また、肩が前後に傾いていることもあり、その場合には前に出ている側の腕は振りやすく、後ろ側の腕は振りにくくなります。腕の振りが違えば、これが足の振りにも影響を与えるのは当然のことです。
これを改善するために採用しているのがポールウォーキングです。ポールを使って歩くことによって上半身が安定して、上半身の動きもバランスが取れるようになり、足の振りも左右が同じようになり、歩幅を広げた歩行ができるようになります。
(日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人)