常識と思われていたことが実は非常識だったということは、これまでにもありました。その非常識を指摘して、新たな事実を伝えるのは大切なことです。
ところが、その新常識として伝えられていることが、実際には違っていることもあります。
さらには新情報を伝えている専門家が、古い情報を、あたかも新しい情報のように伝えたり、全体に通じる話ではなくて限定された対象では通じるものの、それ以外では非常識になりかねないということも実際に起こっています。
その非常識と指摘されても仕方がないような“新常識”を信じ込んでいる専門家も存在していて、それが情報の受け手を混乱させることにもなります。
それが混乱しても大した問題がないような分野であれば、まだ受け入れることはできたとしても、これが健康に関わる情報であったら“新情報の非常識”を見逃すことはできません。
正しいと思い(信じて)、健康になるために努力をして実践していることが、あまり役に立たなかったという段階ではなくて、かえって健康を害することにもなることが実際に起こっています。
そのようなことが起こってしまうのは、発信していることの裏付け、根本的なところが理解できていないからで、基本中の基本を把握していないままに目先の発言するようなことがあるからです。
そのようなことがないようにするためには、健康に関わる重要ポイントを明らかにすることです。そして、自分で考えて、間違いに気づくことができるようになるためには、情報を常に入手できる状態を続けていくことです。
この連載が、その一つになることを願って、気になることをコツコツと書き続けていくことにします。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕