日々修行122 公益100%の活動

私どもの日本メディカルダイエット支援機構の法人形態は特定非営利活動法人です。特定非営利活動法人はNPO法人とも呼ばれます。

これは「Non Profit Organization」の略で、直訳すると「利益を得ない団体」となります。この場合の利益というのは分配をする稼ぎのことで、利益が得られたら、これを公益活動に注いでいくのが本来の形です。

NPO法人と名乗ったときには、“儲けでやっていない”ということを宣言するようなことになります。

それもあって途中で一般社団法人に組織変更を行う団体が一時期増えました。2008年に公益法人法の改正によって一般社団法人が設立されましたが、それ以前は小規模な活動ができる法人は特定非営利活動法人しかなかったので、本来の目的や活動内容とは違っていても特定非営利活動法人としてスタートしたところが数多くありました。

特定非営利活動法人と比較すると一般社団法人は設立の認証も必要なく、株式会社と大きく変わらないような事業もできることから、特定非営利活動法人を選択する団体は大きく減りました。

日本メディカルダイエット支援機構が内閣府から特定非営利活動法人の認証を受けたのは2008年のことです。選択肢がある中で、あえて特定非営利活動法人を選択したのは、公益活動オンリーで行こうと考えたからです。

とはいっても、特定非営利活動法人は公益事業(特定非営利事業)だけではなく、収益事業も認められています。ただし条件があって、得られた収益は公益事業の使うことが原則になっています。

それなのに日本メディカルダイエット支援機構は公益事業100%の特定非営利活動法人です。メディカルダイエットという名称で健康に関わる商品を販売したら、法人名が効能効果を表すことにもなりかねません。

そのことは認証前の審査でも指摘されて、名称変更も指導されたのですが、日本メディカルダイエット支援機構の名称にはこだわりがあり、それは特定非営利活動法人でなければ完結しないことから公益100%の活動を選択しました。

そのために、自らは積極的な営業活動はできないので、他の営業活動ができる法人との連携が必要になります。そのための活動は、もうじき古希になる今も続けています。どこまで続ければよいのか、この活動を始めた自分でも想像がつかないところがあります。
〔日本メディカルダイエット支援機構 理事長:小林正人〕